...音樂者と彫刻家とを内面的に區別するものは實に彼等の生命そのものに内具する特殊の傾向である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...更に生活内容そのものに内具する「神聖なる不安」は吾人に進撃と爆發との力を與へる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...)その作品の力が内具する永遠的なるものの即刻即時に於ける被享受性であって...
高村光太郎 「永遠の感覚」
...この觀念が私に生具するといふことである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...この種の僞の措定と私に生具する眞の觀念との間には大きな差異がある...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...この観念が私に生具するということである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...この種の偽の措定と私に生具する真の観念との間には大きな差異がある...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...別に一隻眼を具するに非れば能し難き所なり...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...これを譬えば双眼を具するをもって得意となし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...御身(おんみ)をも具するはずなりとて...
福田英子 「妾の半生涯」
...あらゆる表象は生具するものであり...
三木清 「認識論」
...人男女の二根を具するあり...
南方熊楠 「十二支考」
...それと等しく一つの神仏菩薩に数の性能を具するよりその性能を別ちて更に個々の神仏等を立てた事多きは...
南方熊楠 「十二支考」
...死人の墓碑に犬の像を具する例甚だ多いが...
南方熊楠 「十二支考」
...またある種の絵を表具するに極めて相応しい...
柳宗悦 「工藝の道」
...然れども慧眼を具する者に非んば其秘密を捉む能はざるなり...
山路愛山 「明治文学史」
...ところでこの疑団もまた右の見解に内具する道得が呼び出したものであるゆえに...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...右の非合理的契機はまたこの道得に内具するものと考えられなくてはならない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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