...ちゃんと具えつけてあるからである...
芥川龍之介 「馬の脚」
...)長命の相を具えています...
芥川龍之介 「剛才人と柔才人と」
...超自然な不潔さを具えていないから...
芥川龍之介 「上海游記」
...如何に変革せんかの欲求が具体的な形を具えるようになると...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...十分審査官の資格を具えたものと認定されなければならなかった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...雪白色および空色の光斑を具えている...
寺田寅彦 「話の種」
...また同じような雰囲気の中に働いて来たものが多少生理的にも共通な点を具えていて...
寺田寅彦 「厄年と etc.」
...案を具えてこれを老中に致す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...現実の豊満さを具えていたものが...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...新しいドイツ人の一つの型(タイプ)を具えていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人間文化は未だ独自な性格を具えていない...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...そういう自分の腹心たり得る条件を具えている者を探しだしては...
中村地平 「霧の蕃社」
...また或る部屋には全然家具らしいものが具えてなかった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それぞれ他に換えることのできぬ独自性を具えている...
三木清 「哲学入門」
...画師は画のほかの一切の智識をも具えにゃならぬと力説した(プリニウス『博物志』三五巻三六章)...
南方熊楠 「十二支考」
...五十女の持って居るあらゆる欠点(けってん)を具えた体を...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...以前は統制ある一つの組織を具えていた...
柳田国男 「木綿以前の事」
...「美術家であり」「一家の見を具えて」いた仕立屋のことが出てくるし...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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