...漁『其様(そん)なわけでないのだから...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...……初めてお宮に会った時にもう其様(そん)なことが胸に浮んでいた...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...其様(そん)な悩んだ風情を見せられるのが初めてなので...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...もう一度も其様(そん)なことはございませんのですから...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...其様なことを言っても...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...『まあ! 其様なことまでいうの? 本当に雪岡には呆れて了う...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...「其様なことが出来るものか...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...これで金でも出来たら案外其様(そん)な事もやるであろうよ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...其様な時には、村の子供が大喜悦(おおよろこび)で、キャッ/\騒いで泳いで居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「其様(そう)だ其様だ...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...其様子と調子とに現したが...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...其様(そん)な不足らしい事お言いでない...
二葉亭四迷 「平凡」
...其様(そん)な時に限って生憎(あいにく)と...
二葉亭四迷 「平凡」
...其様(そん)な時には彼(あれ)は友禅メリンスというものだか...
二葉亭四迷 「平凡」
...情人(ラヴ)でもない……何だか斯う其様(そん)なような者に思われて...
二葉亭四迷 「平凡」
...おれは臥(ね)る……いやいや如何(どう)考えてみても其様(そん)な筈がない...
ガールシン 二葉亭四迷訳 「四日間」
...何んだか其様な氣がしてならんでね...
三島霜川 「昔の女」
...其様(そげ)に拍子を取って謡いたいならほかの遊芸をば稽古しなさい...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
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