...兵隊さんたちは、一つの箱(はこ)の中に寝(ね)ていたのですが、そのふたがあけられたとき、この世の中でいちばん先に耳にしたのは、「すずの兵隊さんだ」という言葉でした...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「すずの兵隊さん」
...男の子は、さっそく、兵隊さんたちを、テーブルの上にならべました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「すずの兵隊さん」
...あのいやらしい小おにのしたことか、それとも、すきま風のしたことか、それはわかりませんが、きゅうに窓がパタンとあいて、兵隊さんは、四階から下の道へ、まっさかさまに落ちていったのです...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「すずの兵隊さん」
...あくる朝、女中がストーブの灰をかきだすと、兵隊さんは、小さなハート形の、すずのかたまりになっていました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「すずの兵隊さん」
...兵隊さんは機関銃を持っている...
石原莞爾 「最終戦争論」
...「たのむわ、兵隊さん...
太宰治 「貨幣」
...戦地の兵隊さんには...
太宰治 「鴎」
...偶然、機関銃隊に出くわした、兵隊さんの汗、それは私たちの涙でなければならない...
種田山頭火 「其中日記」
...兵隊さんもあれば商人もある...
田山録弥 「小説新論」
...写真店の看板を見る兵隊さん...
寺田寅彦 「半日ある記」
...十二兵隊さんの出代りを村の一年最後の賑合にして...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...鴎外先生は日曜貸間の二階か何かでごろごろしている兵隊さんのように見えた...
永井荷風 「日和下駄」
...これを称して六尺豊かの兵隊さんとは誰が洒落(しゃれ)た...
中里介山 「大菩薩峠」
...その次には陸軍の兵隊さんか誰かの使ったらしい古本を探してきてね...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...その学生は汽車の中の兵隊さんのやうに顔をあからめて私に言ひました...
林芙美子 「谷間からの手紙」
...ヒルの部は兵隊さんを招待したので...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...黒ン坊の兵隊さんが大勢でハミングのコーラスで私の歌に合わせてうたい出すのです...
三浦環 「お蝶夫人」
...「おい、兵隊さん、そう悄気(しょげ)たって、しようがあるめえぜ...
吉川英治 「松のや露八」
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