...形式の共通する行爲の外貌は往々天と地との如く相異る内的生活を包藏する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...その重なものに共通する因子は...
戸坂潤 「技術と科学との概念」
...社会に於ける個人間に共通するという常識なる統一も成り立たないのは云うまでもないし...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...道家たる點で共通する...
内藤湖南 「支那目録學」
...彼我(ひが)に共通するごとくに見せかけたのは...
夏目漱石 「明暗」
...この自尊心はしばしば芸術家に共通する性格で...
野村胡堂 「楽聖物語」
...二人のポエヂイに共通するものが有るからである...
萩原朔太郎 「悲しき決鬪」
...こうした蕪村俳句の共通する抒情味がよく解るのである...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...全く近代西洋の詩と共通するシンボリズムの技巧であって...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...次にこれ等の詩派に共通する...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...確かに近代の詩に共通する一つの強い情操は...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...人間と動物に共通する心の作用を説明するために...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...そうして利害を共通する女給や仲居や女中の組合が緊要なことを思わずにはいられなかった...
細井和喜蔵 「女給」
...そしてそれがあらゆるクラシックに共通するところの人間的要素をどんな風に彼の作品に與へてゐるか...
堀辰雄 「プルウスト雜記」
...この四人に共通する性格は次の四つである...
矢内原忠雄 「読書と著書」
...秀吉と共通する点はあっても...
吉川英治 「新書太閤記」
...共通するところがあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...そのまま剣人のそれに共通する...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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