...)しかしクリストの中にあつた共産主義者を論ずることはスヰツルに遠い日本では少くとも不便を伴つてゐる...
芥川龍之介 「続西方の人」
...こうして共かせぎを続けたが...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...われわれの生計を共にすることを意味する...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...共に古今に並びなき発達を遂げた時代であるから...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
...泳ぐような恰好で旅雁と共に流れて行きます...
太宰治 「愛と美について」
...板倉伊賀守と共に鋭い眼を四方に配っている大久保忠隣の傍(かたわら)へ...
田中貢太郎 「切支丹転び」
...驚き騒ぐ家鴨の一群(ひとむれ)を声諸共(もろとも)に掻き消して...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...すでに日独防共協定は政府及び支配主体に一つの展望の利く足場を与えた...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...失礼は私共からあとで幾重にもとりなして差上げますから...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして床(ゆか)の上を歩く音と共に...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...哀別海は見たれど海照らず山は見たれど山照らず時雨の雲の雨の戸にわがためぬれた人もあり中仙道は山の国常陸(ひたち)鹿島は海の国これがたまだま五十里の山を越えたる別れかよ烏しば啼くしばらくは山のあなたで啼けばよい今宵一夜(いちよ)を哀別の涙で共に語らうよ...
野口雨情 「別後」
...むろん私は掠奪や殺人や放火を企てそして公共の安寧のいつはれる楯にかくれて最も卑しい利己的な目的をねらつてゐる革命の輩の味方ではない...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...応用数学の人たちの共働があります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたくし共の手足が...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ならんで共々に活(い)きているのかということである...
柳田国男 「母の手毬歌」
...一種の男女共学を試みねばならなかった...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...「持明院統(じみょういんとう)の後伏見(ごふしみ)、花園の二法皇から新院(先帝、光厳)の君まで、すべて過日の内裏落去のさい、共に叡山の上へ、いやおうなしにお座所変えを強(し)いられて行ったものと考えるしかないか」「必定(ひつじょう)は」介(すけ)も、さじ投げ気味で...
吉川英治 「私本太平記」
...それを前払いした農業者の附加的利潤と共に...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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