...荷兮野水(かけいやすゐ)等に後見(うしろみ)して『冬の日』『春の日』『あら野』等あり...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...猶兮若レ畏二四隣一...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...貴人(あてびと)と知らで参らす雪の宿之兮(しけい)冬籠燈光虱の眼(まなこ)を射る蕪村夏の暮煙草の虫の咄(はな)し聞く重厚星合のそれにはあらじ夜這星(よばいぼし)左綱のごとく...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...彼が蒼い顔をして沢畔に行吟していると、其所(そこ)へやって来た漁父が、「滄浪之水清兮、可三以濯二吾纓一...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...滄浪之水濁兮、可三以濯二我足一」と歌って諷刺した...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...如夢兮白犬見御傍之後...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...――李白――帰去来兮...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...妻(め)を奪ひ行く夜半(よわ)の暗きに之兮(しけい)妻は「め」と読むなり...
正岡子規 「俳諧大要」
...巵兮は寛政四年に歿したと見える...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...我已倦兮僕其※...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...以レ暴易レ暴兮...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...于嗟徂兮...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...三日(みか)の花鸚鵡(おうむ)尾長(おなが)の鳥軍(とりいくさ)重五(じゅうご)しら髪(かみ)いさむ越(こし)の独活苅(うどがり)荷兮(かけい)もしくはその第四の巻の...
柳田国男 「木綿以前の事」
...あるじは貧(ひん)にたえし虚家(からいえ)杜国(とこく)田中なる小万(こまん)が柳おつる頃荷兮(かけい)霧に舟曳(ひ)く人はちんばか野水(やすい)たそがれを横に眺(なが)むる月細し杜国(とこく)隣(となり)さかしき町に下(お)り居(い)る重五(じゅうご)田中の小万は世にもてはやされた美女であった...
柳田国男 「木綿以前の事」
......
柳田国男 「木綿以前の事」
...瓢兮歌(ひさごのうた)だ...
山本周五郎 「新潮記」
...それに酔筆と思える闊達な筆で「瓢兮歌」という詩が書いてあった...
山本周五郎 「新潮記」
...瓢兮(や)瓢兮吾れ汝を愛す汝能(よ)く酒を愛して天に愧(は)ぢず消息盈虚(えいきょ)時と与(とも)に移る酒ある時跪座(きざ)し酒なき時顛(ころ)ぶ汝の跪座する時吾れ未だ酔はず汝まさに顛ばんとする時吾れ眠らんと欲す 一酔一眠吾が事足る世上の窮通何処(いづく)の辺「世上の窮通何処の辺」そっと口のなかで返唱したかれは...
山本周五郎 「新潮記」
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