...六通の航空便を見せた...
石川欣一 「比島投降記」
...唯(たつた)五六通の電報に三十分も費して...
石川啄木 「菊池君」
...唯五六通に半時間もかかつて居たが...
石川啄木 「病院の窓」
...その手紙を五六通捜して持つて帰つた...
薄田泣菫 「茶話」
...六通書いて六人の作家へ送った...
太宰治 「虚構の春」
...今日やうやく賀状のかへしを五六通書いて出した...
種田山頭火 「其中日記」
...戸坂嵐子殿(十九年十二月十二日朝)八日に手紙六通(老人3嵐子2イク子1)入手...
戸坂潤 「獄中通信」
...六通の書信をもらったことがあるので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この六通りのうちの一叙述をえらんだところで...
夏目漱石 「創作家の態度」
...我々の文句長く云えば叙述はやっぱり前に説明した六通りの中間を左へ出たり右へ出たりして好い加減に都合の好いところで用を足しているに違ない...
夏目漱石 「創作家の態度」
...六通されたのは、相澤半之丞の長屋ではなく、本家の大場石見の奧座敷、といつても、庭木戸から廻つて、縁側にかしこまつた平次とガラツ八は、四方(あたり)の樣子の物々しさに、思はずギヨツとしました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二六通や水魚連(すいぎょれん)という連中から贈ってきた)の似顔絵を見ている事もあるが...
長谷川時雨 「西川小りん」
...二通(につう)も同(おな)じく三通(さんつう)四通(しつう)五六通(ごろくつう)よりは少(すこ)し顏(かほ)の色(いろ)かはりて見(み)えしが...
樋口一葉 「軒もる月」
...二月分から九月分までのうつしで全部で六通です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いろいろな紙に書かれて、たまさか来た女三の宮のお手紙が五、六通あった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...とした色文が十五六通...
山中貞雄 「なりひら小僧」
...その翌々日と三日がかりで全部十六通の論文を銓衡致しました結果...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...この十六通のうち...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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