...六角堂に立花(りつくわ)の会があつた時...
薄田泣菫 「茶話」
...堂は六角堂で、本尊は観世音(かんぜおん)、浅草寺の元地であって、元の観音の本尊が祭られてあった所です...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...周旋を頼む」「六角堂の鐙屋(あぶみや)というのを拙者は知っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...早や二人は京都の真中の六角堂あたりへ身ぶるいして到着しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...六角堂へ来ると堂の前で立ち止まりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...このかなり物々しい一行は六角堂を乗出して...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは六角堂とか安産地蔵とか...
平林初之輔 「祭の夜」
...宝永六年(1709)に発行せられた貝原益軒(かいばらえきけん)の『大和本草(やまとほんぞう)』に「京都泉涌寺六角堂同寺町又叡山西塔ニアリ元亨釈書(げんこうしゃくしょ)ニ千光国師栄西入宋ノ時宋ヨリ菩提樹ノタネヲワタシテ筑前香椎ノ神宮ノ側ニウエシ事アリ報恩寺ト云寺ニアリシト云此寺ハ千光国師モロコシヨリ帰リテ初テ建シ寺也今ハ寺モ菩提樹モナシ畿内ニアルハ昔此寺ノ木ノ実ヲ伝ヘ植シニヤ」とあり...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...一宇(う)の六角堂が目についた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...京の六角堂へ参籠するため...
吉川英治 「親鸞」
...そこの六角堂へ来ると...
吉川英治 「親鸞」
...六角堂のすぐ裏にあたる修学院の池である...
吉川英治 「親鸞」
...六角堂の扉(と)を排(お)しながらはっと思った...
吉川英治 「親鸞」
...六角堂で夜が明けてしまったのである...
吉川英治 「親鸞」
...この六角堂へ籠って...
吉川英治 「親鸞」
...また、京都の六角堂は、そこの精舎へ、叡山(えいざん)から百夜(ももよ)のあいだ、求道(ぐどう)に燃え、死ぬか生きるかの悲壮なちかいを立てて通った床(ゆか)である...
吉川英治 「親鸞」
...あの六角堂の参籠(さんろう)や...
吉川英治 「親鸞」
...そして京都の六角堂へ叡山から百夜通ったというんです...
吉川英治 「親鸞聖人について」
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