...六尺に近い巨体をちょっと屈(かが)めて挨拶(あいさつ)をした...
海野十三 「恐怖の口笛」
...たてもよこも六尺はあったが...
海野十三 「一坪館」
...その一枚一枚が六尺四方もあるような大きなガラス板だ...
江戸川乱歩 「影男」
...どちらも五六尺に及ぶ...
大町桂月 「春の郊外」
...家仆れ國滅びて六尺の身おくに處なく...
高山樗牛 「瀧口入道」
...内部では地上六尺の所になっている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...行司とは隔つた莚の上に角力ならば年寄といふ格で坐つて居る六尺もあらうかと思ふ長大な老人が微笑を含んで注視して居る...
長塚節 「撃劍興行」
...長さは六尺もあったろう...
夏目漱石 「思い出す事など」
...かくして六尺の人は一尺に足らぬ頭と煎(せん)じつめられたのであります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...鉄軌(レール)の色が前後五六尺ばかり...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...ほんの五六尺の麻縄(あさなわ)ですが強靱(きょうじん)で逞(たくま)しくて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...またジネンジョウに対しては仏掌藷(ツクネイモ)ノ原種ニシテ山野ニ自生シ根形狭長五六尺余ニ至ル者ナリ其需要ハ彼ト大差ナシト雖ドモ品位彼ニ優レリと書いているが...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...(六月十四日)●正誤 「病牀六尺」第十二に文鳳の絵を論じて十六番の右は鳥居の前に手品師の手品を使つて居る処であると言つたのは間違ひだといふ説もあるから暫く取消す...
正岡子規 「病牀六尺」
...六尺先きの事はまるでわからないから勇敢である...
三好十郎 「恐怖の季節」
...それは六尺ほどの長さで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...非常にたくさんで六尺ほどもある末のほうのことに美しかったところなどはさらにこまかく美しくなったようである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...六尺棒のような物を持ってこっちへ進み出た...
山本周五郎 「さぶ」
...年の頃五十には過ぎしと思はるゝ六尺豊かの大入道の...
夢野久作 「白くれない」
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