...六合目ほどで足をとどめて後をふり返った...
有島武郎 「親子」
...その女が書いてくれる手紙を私は実に多くの立派な学者先生の文学を『六合雑誌』などに拝見するよりも喜んで見まする...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...乾符を握(と)りて六合を(す)べ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...六合の内に照徹す...
高木敏雄 「比較神話学」
...今日の所得米 六合 銭 九銭 外に句...
種田山頭火 「行乞記」
...銭五十三銭と米一升六合...
種田山頭火 「行乞記」
...銭七十四銭と米六合(?)今日の行程は徒歩で三里...
種田山頭火 「行乞記」
...途中行乞(功徳は銭七銭米六合)...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...銭三十四銭米六合戴いた...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...「俺(わし)と卿(おまえ)は六合の米よ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...所謂之を放てば六合に渉り...
西周 「尚白箚記」
...寢酒の三合を六合にする方が宜いか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この灌木帶(かんぼくたい)を過(す)ぎて六合目(ろくごうめ)の海拔(かいばつ)九千尺(くせんじやく)のところにつきますと...
本多靜六 「森林と樹木と動物」
...糠(ぬか)六合に塩四合を白水(しろみず)で煉(ね)ってその中へ鰯を漬けて圧石(おし)をして二日ばかり過ぎて後(のち)糠を洗って酢で食べてもよいし炙(や)いてもよし...
村井弦斎 「食道楽」
...第二十六 米の粉の朝飯(あさめし)も米の粉一合を牛乳六合でドロドロ位に長く煮て砂糖とクリームを掛けて食べます...
村井弦斎 「食道楽」
...六合を一切の迷蒙から救いにゆく声...
百田宗治 「君達に送る――新しい民衆の精神」
...かりに米六合とみれば...
吉川英治 「私本太平記」
...六合(りくごう)の空間へ彼が描き出した想像力と実行力とが結びあって生れた無名無形の剣なのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索