...――上に「公園六区(ろっく)」下に「夜警詰所(やけいつめしょ)」...
芥川龍之介 「浅草公園」
...――つまり私は若いお客さんたちが六区の方へそれて金をおとして行くのを期待している...
高見順 「如何なる星の下に」
...今ここに同書の六区の記事を掲げてみよう...
高見順 「如何なる星の下に」
...それから六区の映画館街とか(これは前に書いたような理由はあるが)...
高見順 「如何なる星の下に」
...六区の映画館がはね...
高見順 「いやな感じ」
...六区と吉原を鼻先に控えてちょいと横丁を一つ曲った所に...
谷崎潤一郎 「秘密」
...民政党では全国を六区に分けて党員を派して農村実情調査をやろうとしたという...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...時間はちょうど六区のはねた直後のことで...
橋本五郎 「地図にない街」
...十九年の裏田圃(たんぼ)(六区)が...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...六区の常設館へ通ったものだ...
古川緑波 「浅草を食べる」
...六区の映画館街につれこまれた...
室生犀星 「洋灯はくらいか明るいか」
...この六区の雑沓は平凡なものであつた...
室生犀星 「洋灯はくらいか明るいか」
...最後は浅草公園六区でこれも大入り...
山本笑月 「明治世相百話」
...但し六区のである...
山本笑月 「明治世相百話」
...浅草公園の第六区の道路を広めないと衛生上悪いというので...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...第六区へ行く途中の往来に茣蓙(ござ)を敷いて...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...六区で銘酒屋を出していた母の姉妹の一人も...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...寺田は、もう一遍読みなおすと、すぐ決心をきめて蒼みどろの臭(におい)のする藤棚の下を離れ、六区を抜けて、電車通りに急いだ...
蘭郁二郎 「魔像」
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