...六分儀で方向を測定した...
...船乗りは常に六分儀を持ち歩く...
...六分儀を見ながら星を観察した...
...六分儀の使用法を説明してもらった...
...六分儀は海上での航海に必要な道具である...
...その人は夜の隈取りをした朧ろげな姿を動かしながら天を仰いで六分儀を使つてゐた...
有島武郎 「潮霧」
...船長は一箇の六分儀を以て星を使役する自信を持つてゐる...
有島武郎 「潮霧」
...六分儀(ろくぶんぎ)でもって測定できるだろうがネ」「そいつはよわったなァ」「全くよわった...
海野十三 「海底大陸」
...しきりにオリオン星座のあたりを六分儀(ろくぶぎ)で測(はか)っていたが...
海野十三 「月世界探険記」
...ガリバー探険物語にある学者の国のごとくに仕立て屋が六分儀や水準器を持ち出し...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...六分儀(ろくぶんぎ)も対数表も正確に扱うことが出来る...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...事実、駒井のこのごろは、船の工事の監督が三分の、天文の研究が七分といってもよいほどに時間を割(さ)いているのです――無論、昼は天文学と共に相関聯した航海学、六分儀の使用、海図研究――夜はこうして天体の実測観察...
中里介山 「大菩薩峠」
...書類や、地図や、さまざまの図表、六分儀、クラウゼン式測深器、バフマン氏気圧計、猟銃、携帯電灯、鉱山用のハンマーと小鶴嘴(こつるはし)、罐詰、刻み煙草、雑多な書籍、そんなものを背にして、肩幅の広い、頑丈な、六尺一寸のヤロスラフスキー博士が掛けている...
久生十蘭 「地底獣国」
...六分儀(ろくぶんぎ)がある...
ハンス・ランド Hans Land 森鴎外訳 「冬の王」
...六分儀なんかまるで役に立たねえそうだ」「どこいらだろうな」「……サア……どこいらだろうな」コンナ会話が交換されているところへ...
夢野久作 「難船小僧」
...アトウッド及び私同様にコンパスと六分儀による航法を理解していた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...ピーボディが午後に飛んだ際とったメモを丹念に読み六分儀で確認した結果...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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