例文・使い方一覧でみる「公辺」の意味
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...公辺（こうへん）の首尾は...
芥川龍之介 「忠義」
...公辺は養子と称し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...かかる公辺の反対は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...こうなるからは誰ぞ公辺（こうへん）の知人（しりびと）を頼り内々（ないない）事情を聞くに如（し）くはないと兼（かね）て芝居町（しばいまち）なぞでは殊（こと）の外（ほか）懇意にした遠山金四郎（とおやまきんしろう）という旗本の放蕩児（ほうとうじ）が...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...公辺を取拵（とりこしら）へ...
中里介山 「大菩薩峠」
...公辺の屈けを済まし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...先手（さきて）与力泉斧太郎が此人の公辺に通つた称である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...公辺に向つての矯飾であつただらう...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...綱宗の不行跡が公辺（こうへん）にまで聞えたとの評（うわさ）に...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...縁辺なら尚更厳しゅう取計らわねばならぬ役目柄じゃが」「赤面の至り……では何か公辺の仔細でも……」「……それじゃ……それそれ...
夢野久作 「名君忠之」
...ほぼ公辺の疑いも拭われていた...
吉川英治 「私本太平記」
...公辺の憚（はばか）り向き...
吉川英治 「私本太平記」
...「それよりは、当初の名分どおり、税を徴（ちょう）して立帰ったほうが、公辺へは、よい御首尾ではあるまいか...
吉川英治 「私本太平記」
...公辺のらちはあかぬとあって...
吉川英治 「私本太平記」
...公辺にはもう真相は知れている」「そもそも...
吉川英治 「新・水滸伝」
...公辺の問責をうくることは...
吉川英治 「平の将門」
...お願いしておいた公辺（こうへん）へのお届けは」「そのことなら心配はない...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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