...秘密ではなく、公知の事実です...   
...公知の通り、彼女は才色兼備です...   
...その会社は業界では公知のリーダー企業です...   
...彼の行動は周囲からは公知の問題点があると指摘されていた...   
...その事件は公知の犯人だとすぐにわかった...   
...此争ひの為めに主人公知らず/\自然の法則に背反することもあるべし...   
石橋忍月  「罪過論」 
...すでに公知の事実である...   
海野十三  「生きている腸」 
...例エバ明治三十九年東京市下谷区御徒町仁愛堂発行ノ「義手義足型録」ニ依リテ公知ノ事実ナリ...   
海野十三  「特許多腕人間方式」 
...公知ニ属スルヲ以テ...   
海野十三  「特許多腕人間方式」 
...星尾助教授とで張り合っているという世間公知(せけんこうち)のかたわら...   
海野十三  「麻雀殺人事件」 
...併し公衆は Publizitt・出版性・公知性の主体であり...   
戸坂潤  「現代哲学講話」 
...公知に欠けがちな「意欲」や「主体」や乃至要するに「身辺」の使徒である或る種の文学者達が現実と云っているものと...   
戸坂潤  「思想としての文学」 
...姉小路少将公知(あねこうじしょうしょうきんとも)という若い公卿(くげ)さんが斬られた...   
中里介山  「大菩薩峠」 
...糸公知ってるだろう亡国の菓子の由緒(いわれ)を」と云いながら角砂糖を茶碗の中へ抛(ほう)り込む...   
夏目漱石  「虞美人草」 
...メアリがロンドンで何をしているかは身内しか知らなかったが、家出は公知だ...   
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」 
...貴公知らないか、鴨は水に住んで卵を産み鼈(すっぽん)もわれも同様に卵を産む...   
南方熊楠  「十二支考」 
...阿野ノ式部大輔(だゆう)公知(きんとも)という色の小じろい男がいる...   
吉川英治  「私本太平記」 
...隠岐ノ島のうき目を見かねませぬぞ」「公知...   
吉川英治  「私本太平記」 
...けれど公知は、人の口端(くちは)などに乗せられて、申すのではありませぬ」「では、噂は根無し草ではないというの?」「人は知らず、この私が、何でそんな軽はずみなものを持って、あねぎみのお心をわざわざ騒がせにまいりましょうか」公知(きんとも)は言いきッた...   
吉川英治  「私本太平記」 
...もともと公知は、廉子の父の公廉(きんかど)の家で育てられた者であった...   
吉川英治  「私本太平記」 
...廉子も公知の言には...   
吉川英治  「私本太平記」 
...むしろ公知以上な動揺をうちにもってきたふうであった...   
吉川英治  「私本太平記」 
...いとこの公知(きんとも)が知らせてきたことも...   
吉川英治  「私本太平記」 
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