...その政治家の不祥事が公憤をかいている...
...この事件は国民の公憤を買うものだ...
...彼の行動によって、周りの人々の公憤を買ってしまった...
...損害賠償を支払わなかった会社は、公憤を買っている...
...政府の方針に対して公憤が高まっている...
...公憤を發するには事件があまりケチに過ぎた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...虚僞なる者空虚なる者を賤む公憤の性質を帶びてゐた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...彼の態度は公憤でも忠告でもなくて反感だと彼は思つた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...この時は真に公憤を発したのである...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...女中までがあの潔い公憤をもって一身を顧みずボース氏の守護に努めたればこそ...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...斯(かく)の如く僕の公憤心?は幼にして衆に優れていたらしい...
辰野九紫 「青バスの女」
...忠勇義烈の日本国民を代表せる公憤を...
辰野九紫 「青バスの女」
...例に依って公憤を発した...
辰野九紫 「青バスの女」
...俺の公憤と犯罪との関係である...
平出修 「逆徒」
...公憤から自殺する人があるのだね...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「不可説」
...モンテーニュの諷刺の辛辣とその底にひそむ公憤とは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...政界の腐敗に対して公憤を禁(とど)めかねている真成の新しい女たちが其処此処(そこここ)の家庭に人知れず分布されているであろうとも想像されるのである...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...)*私はそういう日本の政治その他の近状に公憤を抱(いだ)いているほどの尊敬すべき婦人たちが多少にかかわらず選挙権ある男子の家庭に現存するものと考えて...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...私の怒が私の生活に必要なために発する公憤でなくて他人の不誠実と不聡明とに反応する私憤であり...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...公憤であるという...
吉川英治 「新書太閤記」
...平家一門へ私怨と公憤の火ぶたを切ろうとする密策なのであって...
吉川英治 「親鸞」
...「誰に聞いた」「中堂の執務から――」「何日(いつ)」「近いうちに、授戒入壇をさせるからと、支度を命じられたという」「はてな?」解(げ)せない顔つきで、人々は、小首をかしげたが、「朱王房、よもや、嘘ではあるまいな」「誰が、こんな嘘をいうか」「事実とすれば、言語道断だぞ」「怪(け)しからぬ儀だ」「私情というほかはない」「法規の蹂躙(じゅうりん)だ」学僧たちは、不平と、公憤に、熱して、怒りをおびた...
吉川英治 「親鸞」
...彼の理想の情熱と公憤とが燃え上がっている...
和辻哲郎 「転向」
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