...その研究は公報に載るべきだと思います...
...彼女は会社の公報をいつも熟読している...
...大学の公報に掲載された論文を読んで勉強した...
...公報によると、その地域の犯罪率は去年より下がったらしい...
...大規模なプロジェクトの進捗状況は公報で随時発表されている...
......
芥川龍之介 「廿年後之戦争」
...かの虚心なる国民――表面の結果のみを示す公報を読むの外又他意なき国民の多数が夢想する如く...
石川啄木 「閑天地」
...宇宙艇との通信は公報にかぎられることとし...
海野十三 「火星探険」
...都下の諸新聞は公報の齟齬を報じて「人民の負傷の数詳ならざるも警察官のために負傷したるものなし」とか「警察官は初より麻繩を以て帯剣を禁縛し万一の怪我なからしむることに注意せしがため...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...――(上海日本海軍部公報)大空澄みわたる日の丸あかるい涙あふるる (山生)十二月十五日快晴...
種田山頭火 「其中日記」
...そして陥落の公報が達した日には...
田山花袋 「田舎教師」
...社会的統制は広義のビューロークラシーによる統制(例、官報、公報、ラジオの類に見る)と、出版資本家的必至から来る統制(新聞や雑誌に於ける編集スタッフや出版業者の営業方針の拠り処)と、行政及び司法上の統制(出版法、新聞紙法、によるもの)とに区別されるが、併し夫々の間には交互作用や三体関係が横たわっている...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...御主人の戦死も公報が来たし...
豊島与志雄 「小さき花にも」
...大石君は兄戦死の公報が来てちょうど八月九日に郷里へ帰っていたのだが...
永井隆 「長崎の鐘」
...現場報告の公報は...
久生十蘭 「泡沫の記」
...戦死の公報は出した...
久生十蘭 「ノア」
...輸送船が沈んで殉職したと公報の出た布教団の五人……そんなひとたちがいた...
久生十蘭 「ノア」
...父たちが殺されたことはウハにいるとき公報を見て知りましたが...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...それを公報に載せて職に尽くせしと誇るは...
南方熊楠 「十二支考」
...下気は泄出の様子までも公報する外国風を採るなどの事なきを望むと...
南方熊楠 「十二支考」
...下の息子の戦死の公報が入った時も...
三好十郎 「鈴が通る」
...死亡の公報を出そうとしたのだが...
吉川英治 「押入れ随筆」
...また、凱歌のもとに、大軍を収めて、やがて六波羅へ帰った鎌倉諸大将の面々も、「多聞兵衛以下、楠木一族、あらましは死にたえました」と、公報していた...
吉川英治 「私本太平記」
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