...自分は禮心に袂の中にあつた吸ひ殘りの「八雲」をあげた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...それはうちの事務所の助手八雲千鳥嬢ですよ...
海野十三 「地獄の使者」
...現在世に行われている「八雲琴」は...
太宰治 「盲人独笑」
...当時における八雲氏の家庭生活とか日常の心境とかいうものの一面がありありと想像されるような気がしてくるのである...
寺田寅彦 「小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」」
...二人とも懇意な筑摩書房と八雲書店とがある...
豊島与志雄 「太宰治との一日」
...新潮と筑摩と八雲とであったろうか...
豊島与志雄 「太宰治との一日」
...そうした八雲の心理は...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...小泉八雲は、日本の武士の子供たちが、一もその自然の娯樂を與へられず、むしろ常にこれを抑制され、事々に子供らしさの本然性を矯められてると書いてるが、ひとり日本ばかりでなく、一般に東洋諸國の社會では、その特殊な東洋的封建制と、特に儒教等の現實的功利主義から、概して童話的フアンタジイの夢想を嫌ひ、子供等を大人の世界に順應させて、早く老成人化することに努めて來た...
萩原朔太郎 「童話と教育について」
...八雲、八千代、八百文...
古川緑波 「八の字づくし」
...『八雲御抄(やくもみしょう)』に曰く...
南方熊楠 「十二支考」
...八雲は、脱いだ蓑(みの)をお菅の手にわたして、『静かにしておくれ...
吉川英治 「篝火の女」
...八雲の消息も皆目(かいもく)知れない...
吉川英治 「篝火の女」
...それも八雲様が居なければ何になろうか...
吉川英治 「篝火の女」
...東郷家にとっても、八雲にも、何の縁(ゆかり)もない機屋であったが、多門寺の住職と道で口をきいたのが縁になって、彼女は、ここに今夜の折(おり)を待っていたのであった...
吉川英治 「篝火の女」
...わあっ……』八雲はもう鬨(とき)の声の中だった...
吉川英治 「篝火の女」
...万一にも、大七の携(たずさ)えてきた三郎進殿の密書が、余人の手に入ったら、八雲様は、即日に殿より首級(しるし)を召されよう...
吉川英治 「篝火の女」
...八雲様の邸(やしき)へ...
吉川英治 「篝火の女」
...奥ふかい邸の木の間からみやびた八雲箏(やくもごと)の音が...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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