...また生え乱れる八重葎(むぐら)にも手をつけぬままの...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...堤は茅萱や蓬や八重葎で青々と蔽われていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...八重葎(やへむぐら)茂(しげ)りて門を閉ぢ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...そうしてその碑石が八重葎(やえむぐら)に埋もれた頃に...
寺田寅彦 「津浪と人間」
...八重葎(やえむぐら)の茂るに任せて...
中里介山 「大菩薩峠」
...八重葎にさし入る月を肘まくらに眺め...
樋口一葉 「花ごもり」
...私はそれからその廃寺の八重葎(やえむぐら)の茂った境内にはいって往って...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...「八重葎(やえむぐら)か」と半三郎はけだるそうに呟いた...
山本周五郎 「あだこ」
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