...予ら四人はいま雲の八重垣(やえがき)の真洞(まほら)の中に蛤をとっている...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...や雲立つ 出雲八重垣...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...その八重垣を一四...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
......
武田祐吉 「古事記」
...三人同道して道後の八重垣旅館へ押しかける...
種田山頭火 「松山日記」
...曰ク八重垣町等ハ僉(ミナ)廓内ニシテ再興以来ノ新巷ナリ...
永井荷風 「上野」
...根津八重垣町(やえがきちょう)のその娘の家へそっと訪ねて行きましたが...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...彼女は八重垣姫(やえがきひめ)を振りあてられて真面目(まじめ)に化粧(けわ)い衣装をして...
長谷川時雨 「豊竹呂昇」
...八重垣町の八百屋で唐もろこしを二本買って下宿へ帰る...
林芙美子 「新版 放浪記」
...「貴方は八重垣町の方へいらっしゃるんじゃあないんですかッ!」と私は叫んだ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...天ぷらの八重垣だろう...
古川緑波 「八の字づくし」
...八重垣から、バア歩き...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...門からすこし出たところに根津八重垣町一帯の谷そこへ下る坂がありました...
室生犀星 「ザボンの実る木のもとに」
...鼻ぺこの八重垣姫釈師落語家合同の珍劇珍妙で喜ばれた落語家芝居も...
山本笑月 「明治世相百話」
...しかも技芸抜群、「道成寺」「山姥」を始め、八重垣姫、政岡、八重桐、朝顔なぞは男女ひっくるめての極め付き、「勧進帳」の弁慶で堂々と脅やかすかと思うと、「油屋」の善六で腹を抱えさせる...
山本笑月 「明治世相百話」
...宍戸(ししど)八重垣流と彫(ほ)ってある文字もあざやかに読まれるのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...梅軒が八重垣流の鎖鎌(くさりがま)の秘を尽して坂東の剣術者をほとんど総薙(そうな)ぎに葬(ほうむ)ったおととしの記憶などを思いうかべていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...八重垣紅葉(やえがきもみじ)一まだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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