...八幡市はどこにあるんですか?...
...近江八幡市にはかつて帝城があった...
...『当然』に生きるのが本当の生活だらうけれど、私はたゞ『必然』に生きてゐる、少くとも此二筋の『句』に於ては、『酒』に於ては!・燃えてしまつたそのまゝの灰となつてゐる風の夜の戸をたゝく音がある風の音もふけてゐる散財か更けてバクチうつ声あすはあへるぞトタン屋根の雨・しんみりぬれて人も馬も夢がやぶれたトタンうつ雨・きちがい日和の街をさまよふのだ・ま夜中の虱を這はせるあの汽車もふる郷の方へ音たかく地図一枚捨てゝ心かろく去る□すこし揺れる船のひとりきたない船が濃い煙吐いてしぐるゝ街のみんなあたゝかう着てゐるしぐるゝや西洋人がうまさうに林檎かじつてゐるあんな船の大きな汽笛だつたしぐれてる浮標(ブイ)が赤いな□風が強い大岩小岩にうづもれ□□吹きまくられる二人で登る好きな僕チヤンそのまゝ寝ちまつた(源三郎居)・このいたゞきにたゞずむことも・水飲んで尿して去る水飲めばルンペンのこゝろ・雨の一日一隅を守る十一月廿四日曇、雨、寒、八幡市、星城子居(もつたいない)今日も亦、きちがい日和だ、裁判所行きの地橙孫君と連れ立つて歩く、別れるとき、また汽車賃、辨当代をいたゞいた、すまないとは思ふけれど、汽車賃はありますか、辨当代はありますかと訊かれると、ありませんと答へる外ない、おかげで行乞しないで、門司へ渡り八幡へ飛ぶ、やうやく星城子居を尋ねあてゝ腰を据える、星城子居で星城子に会ふのは当然だが、俊和尚に相見したのは意外だつた、今日は二重のよろこび――星氏に会つたよろこび、俊氏に逢つたよろこび――を与へられたのである...
種田山頭火 「行乞記」
...四月廿二日曇、あちらこちら漫歩、八幡市、山中屋(三〇・中)朝酒、等、等、入雲洞さんの厚情が身心にしみる、洞の海を渡つて、木村さんを訪ねる、酒、それから同行して小城さんの新居へ、また酒、そしてまた四有三居で酒、酒、酒...
種田山頭火 「行乞記」
...……五月廿八日晴、船と電車、酒と魚、八幡市、星城子居...
種田山頭火 「行乞記」
...八幡市の不良団に関する福岡県知事の質疑大正十二年の暮の事――...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...一時新聞に伝えられた八幡市の不良少年団に関したものであった...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...当福岡県下八幡市に不良少年団が出来た...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...八幡市の不良少年が...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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