...後に陛下の馭者(ぎょしゃ)になった人と私の親戚に当る伊藤八兵衛という二人が始めたもので...
淡島寒月 「銀座は昔からハイカラな所」
...丁度兄の伊藤八兵衛が本所の油堀(あぶらぼり)に油会所(かいしょ)を建て...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...八兵衛を後楽園(こうらくえん)に呼んで小判五万両の賦金を命ずると...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...八兵衛の富力はこういう事実から推しても大抵想像される...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...先年物故した夫人はタシカ八兵衛の遺子であった...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...伊藤八兵衛の智嚢(ちのう)として円転滑脱な才気を存分に振ったにしろ...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...伊藤八兵衛のお庇(かげ)で水府の士族の株を買って得意になって武家を気取っていた...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...魚屋の八兵衛の類は...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...宮の八兵衛は酒お好きお酒三杯と嬶(かか)かえた嬶かえた……その突拍子な調子を兵馬が呆(あき)れました...
中里介山 「大菩薩峠」
...伊勢八は伊東八兵衛という水戸侯の金子御用達(きんすごようたし)であった...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...家も邸(やしき)も手広くして人出入さえ多き中に去年当家の若旦那が大学校を卒業されて文学士というエライお方になられたげなと評判隣村にまで広がりしより取分け人の訪(と)い来(く)る事多く主人夫婦は応接に遑(いとま)あらず「イヤこれは八兵衛(べえ)さんよくおいでだね」八兵衛「ヒエー...
村井弦斎 「食道楽」
...二男は七郎右衛門、三男は次郎太夫、四男は八兵衛、五男がすなわち数馬である...
森鴎外 「阿部一族」
...七八丁入り社人若山八兵衛といふものを導(みちびき)として境内を歴覧す...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...合わせて八兵衛ということになったんだそうですよ」女は元は洲崎(すさき)かどこかに出ていて...
山本周五郎 「青べか物語」
...八兵衛などをして「ねんがあけた」女ではあるが...
山本周五郎 「青べか物語」
...八兵衛が戻って来ると...
山本周五郎 「風流太平記」
...それを八兵衛の手に渡しながら半兵衛を見た...
山本周五郎 「風流太平記」
...蝮の八兵衛のほうへ振向いた...
山本周五郎 「風流太平記」
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