...わずかな八万円で、軽自動車を買える...
...長野県にある「八万治温泉郷」は、素晴らしい景色が広がっている...
...彼は八万もする高級時計を身につけていた...
...八万里ダイブという大冒険をして、世界中を旅したい...
...八万という数字は、「多すぎる」という意味で使われることがある...
...八万騎をもって誇っていた旗本や...
淡島寒月 「梵雲庵漫録」
...最近には売上げもさらに増加して一ヶ月十八万円に達したが...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...貴方だって少しは私の気持身に染みて下さるかしら? 身に染みて下さるようなら頼もしいんだけれど……ではいずれ水曜日にね……お約束の八万六千ペセタの小切手ここに封入しておきます...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...この八万六百円のお小遣いの少年は平然として...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...翌日はすでに八万の胡兵が騎馬の快速を利して...
中島敦 「李陵」
...八万八千八百八十本の毛髪を一度にたてて身震(みぶる)いをした...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...じつに八万七千余人の人民の総代として立ちあがったのである...
蜷川新 「天皇」
...英国のキュナード汽船(政府補助金八万一千ポンド)に挑戦した...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...第二総軍だけで戦死が八万に戦傷が二十万……日露戦争の二年間の全損害より多い犠牲者を出しているのに...
久生十蘭 「だいこん」
...この悪誓願を発して死んだところ、従前善法浄行の報いで非想非々想天に生まれ、八万劫の長い間、寂静園中に閑静を楽しんだが、業報尽き已(おわ)ってこの地の答波樹林に還り、著翅狸身と作(な)って身広五十由旬(ゆじゅん)、両翅各広さ五十由旬、その身量百五十由旬あり、この大身を以て空行水陸衆生を殺し、免るるを得る者なく、のち死して阿毘(あび)地獄に生まれたということじゃ...
南方熊楠 「十二支考」
...(コロナは八万三千十九※‥‥‥※‥‥‥ )砂土(すなつち)がやわらかい匂(におい)の息(いき)をはいています...
宮沢賢治 「イーハトーボ農学校の春」
...(コロナは八万三千十九)わたくしたちが柄杓(ひしゃく)で肥(こえ)を麦にかければ...
宮沢賢治 「イーハトーボ農学校の春」
...ハハ、たとえ二年や三年くらいこんだって、なあに、金さえありゃお前――(いいかけた自分の言葉で、ギクンとだまってしまい、一瞬空(くう)を見てジッとなるが、やがて急に目がさめたようにキョロキョロとあたりを見まわす)あの、サツは、どこい、やった?……(村子が返辞をするのを待たず、急いで中央辺の、それまで自分が寝ていた場所の奥の壁の下の暗いところへ行き、両手で地面をかきさがす)あった! ヘッヘ! (暗い中に頭を突っこんでブツブツと口の中でいいながら、ガサガサやっている)……ちきしょう!……こうなったら……七万、八万と、……フ! 十二、十三……ええと、この……うむ?……(穴熊が地面をひっかくような爪(つめ)の音をさせていたが、やがて手をとめて、こっちを振り返る...
三好十郎 「胎内」
...平野郷は城代土井の領分八万石の内一万石の土地で...
森鴎外 「大塩平八郎」
...揃いで古本屋の今の相場は八万円ほどの由...
柳宗悦 「四十年の回想」
...躯(からだ)じゅう八万八千の毛穴が一つ一つちぢみあがるような気持だとよ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...八万地獄は愚かな事だよ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...日本の総人口もまだ四百五十八万四千人(僧・行基の調べ)そこそこの土壌でしかなかったことも...
吉川英治 「正倉院展を観る」
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