...八つの谷と八つの山のすそをとりまくほどの...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...八つ目のわらんづ踏みにじる...
高山樗牛 「瀧口入道」
...七つ八つくらいも書いてあったろう...
橘外男 「仁王門」
...八つの男の子が上手に日本言葉と英語を使いわけている...
谷譲次 「踊る地平線」
...」同じ客間の長椅子の上にオリガ・イワーノヴナの息子でアリョーシャという八つになる児が寝ころがっていた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「小波瀾」
...七つから八つと続けて打った...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...」笹村は七、八つの時分に、母親につれられて、まだ夜のあけぬうちから、本願寺の別院の大きな門の扉(とびら)の外に集まった群集のなかに交って、寒い空の星影に戦(わなな)いていたことが、今でも頭に残っていた...
徳田秋声 「黴」
...その暗さの中に向う側の八つ並んだ病室の窓の明りがくつきりと見え出した...
南部修太郎 「病院の窓」
...何とかしてそれを八つ切にする工風(くふう)はないかと骨折ってみた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...まるで七つか八つの田舎(いなか)の子供がデパートへはいった時のように...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...八つ山下の茶屋をんな寒さを凌ぐ茶碗酒とかの投げ節の作者の材ともなつたのであらう...
正岡容 「山の手歳事記」
...八つの皿に濁り酒をついで祝い事をする風がある...
柳田国男 「年中行事覚書」
...そうしてこの八つの県は隅々まで...
柳田国男 「年中行事覚書」
...四つ・八つ・七つはむかしの時のかぞえかたであった...
柳田国男 「母の手毬歌」
...八つと六つの娘がある...
山本周五郎 「青べか日記」
...ゆうべは八つ(午前二時)すぎまで書かされちゃいましてね...
山本周五郎 「新潮記」
...そうかと思えばまた八つなのだ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...壁画はなお他に三つの大壁と八つの小壁とに描かれている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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