...それだけでもう自分がその相手に比して全般的に優ると思ったりするのは滔々(とうとう)として天下の風をなしている...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...併し之を全般的に・統一的に・形態的に...
戸坂潤 「科学論」
...この仮定を予め全般的に立証してかかることは物の順序から云って恐らく不可能だ...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...併し之を全般的に・統一的に・取り上げるためには...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...本研究室の如く之を全国的且つ全般的に行ないたるものは欧米諸国を通じて他に類例を見ないのである」云々...
戸坂潤 「読書法」
...全般的に於て欠ける処甚だ多いのである...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...天気概況は「本邦の天気は全般的に悪くなってきている」という程度であった...
中谷宇吉郎 「「もく星」号の謎」
...こういう我が国の魔法の歴史が全般的に説かれているが...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...全般的にひどく向上したものだと...
中谷宇吉郎 「若き日の思い出」
...もっと顕著なことは3番目の関連としてのこの領域の進歩である――ある地域または全般的における医学の歴史に興味を持っている...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...しかし基本的な考えは全般的に同じであり...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...食品を通して民衆にたいして行われている混ぜ物処理を単に全般的に暴露してもその繰り返しを防止できないことは経験が示してきている...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...全般的に民衆がこれらの調査によって大きな利益を得ることは明らかであり...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...全般的に失望させなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...全般的には淡々たる談話調で...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もっと全般的に我々を拘束する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そのあたりは全般的に活気もあり...
山本周五郎 「嘘アつかねえ」
...全般的に見て、いやな言葉だけれども、膏(あぶら)がのってきている...
山本周五郎 「寒橋」
便利!手書き漢字入力検索