...全紙二つ折の本を出版し...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...今では全紙(すつかり)総ルビ付で...
石川啄木 「菊池君」
...此處に寫した譯文は即ちその平民新聞第三十九號(八月七日)の殆ど全紙面を埋めたもので...
石川啄木 「トルストイ翁論文」
...色とりどりの蝋紙の全紙(ぜんし)を...
海野十三 「柿色の紙風船」
...全紙面の三の一を費したるは...
高木敏雄 「比較神話学」
...S寺で書きなぐつた全紙の揮毫が気になつてしやうがない...
種田山頭火 「松山日記」
...その記事で全紙の大部分を埋め...
寺田寅彦 「ジャーナリズム雑感」
...故人の位階のみならずあらゆる親戚の封建的貴族的資格のすべてが全紙にしるしてあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かたがた例の達磨の句を全紙に書きなぐって与えて置いた...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...仮名垣魯文(かながきろぶん)が「いろは新聞」の全紙面を花柳通信に費したのも怪しむに足りない...
永井荷風 「虫干」
...一枚の神宮紙は新聞全紙くらいの大きさで...
中谷宇吉郎 「壁画摸写」
...もちろんこれは或(あ)る意味では全紙面を割(さ)いてもいいくらいの大事件なのである...
中谷宇吉郎 「立春の卵」
...前にこれは新聞全紙をつぶしてもいい大事件といったのは...
中谷宇吉郎 「立春の卵」
...全紙を数日間にわたって埋(うず)める...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...私は全紙一枚にあなたの潔白なるゆえんの証明書をあげます...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...全紙数字ばかり羅列したモンテ・カルロ新聞 La Revue de Monte-Carlo の最初の頁を指さし「一昨日...
久生十蘭 「黒い手帳」
...全紙面を割いて堂々と書き立ててある...
久生十蘭 「魔都」
...此故に縦令(たとひ)おしろいの広告が全紙面を填(うづ)むとも...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
便利!手書き漢字入力検索