...他の星との衝突が全然ないとも限らないんだ...
犬養健 「朧夜」
...佐竹の顔は肌理(きめ)も毛穴も全然ないてかてかに磨きあげられた乳白色の能面の感じであった...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...害意は全然ないらしい! よしまたあったらあったで...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...学位授与の価値の全然ないような低能な著者の...
寺田寅彦 「学位について」
...空気中に塵(ちり)が全然ない時には...
中谷宇吉郎 「「茶碗の湯」のことなど」
...芸術的な意図は全然ない本であるが...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...こういう自覚の全然ないごくの幼児(おさなご)の頃ならば...
羽仁もと子 「おさなご」
...規則の重要さを軽んじているわけでは全然ないのです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...クラムがそのことを命令したのでは全然ないらしいんですの...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...そんな必要は全然ないのであって...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...障害は全然ないのだ――...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「判決」
...契約の全然ないまゝが気楽でいゝかも分らんと思ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...吾々が最近経験したような凶作には将来見舞われないであろうと想像すべき理由は全然ない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そういうことが全然ないというようなことは現実にあり得ないのですもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...柳橋の方に入りびたりになる暇なんぞ全然ないですよ...
三好十郎 「樹氷」
...まだ二刀を使っているという意識などは全然ないのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...キリスト教世界に対して敵対したということは全然ない...
和辻哲郎 「鎖国」
...陸からの援助は全然ないから食料と水はだんだん欠乏してくる...
和辻哲郎 「鎖国」
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