...」しかし彼を慰めるものはまだ全然ない訣(わけ)ではなかった...
芥川龍之介 「彼」
...少くとも本に負ふ所の全然ないものは一つもなかつた...
芥川龍之介 「大導寺信輔の半生」
...日本の書物の読書力は全然ないのです...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...相川ではさう言ふ樂しい豫想は全然ないのです...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...全然ないのだもの...
太宰治 「豊島與志雄著『高尾ざんげ』解説」
...やはり外部から犯人の侵入した形跡は全然ない...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...全然ないではなく...
津田左右吉 「日本上代史の研究に関する二、三の傾向について」
...葉は全然ないが、それは生きている...
中谷宇吉郎 「北国の春」
...曖昧な言い現わし方が全然ない点にある...
中谷宇吉郎 「救われた稀本」
...蒸発だの河水の流入流出だのが全然ない場合を仮定して...
中谷宇吉郎 「琵琶湖の水」
...今までの資料が全然ないので...
中谷宇吉郎 「雪は資源である」
...好奇心なんか全然ないふうで...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...そうした見込みが全然ないとするなら...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...成功の望みが少なくとももう全然ないわけでないということになったとき...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...今ここで問題となっているような嘆願をかなえてやる資格なんか全然ないんです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...もちろんこの感嘆は卑下の気持が全然ないわけではないとしている...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...しかし英国諸島は今のところこの種の涸渇状態を示す徴候は全然ない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...何らか非常に重大なことを告げ知らせんためであるかも知れぬという可能性が全然ないかのごとくに...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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