...しかし何か興奮した気もちは僕にも全然ない訣(わけ)ではなかった...
芥川龍之介 「彼 第二」
...尊い人間の生命を脅かされることは全然ないんだからね...
海野十三 「地球発狂事件」
...翻案は全然ない...
江戸川乱歩 「探偵小説このごろ」
...相川ではさう言ふ樂しい豫想は全然ないのです...
江南文三 「佐渡が島のこと」
...右側には全然ない...
大阪圭吉 「寒の夜晴れ」
...しかし今わしはこの事件には深い犯罪というたようなものが全然ない事を知る事が出来た...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...全然ないではなく...
津田左右吉 「日本上代史の研究に関する二、三の傾向について」
...彼女にも暗い部分が全然ないとは言えなかったが...
徳田秋声 「縮図」
...さようなことは全然ない」云々(東京朝日五月十一日付)...
戸坂潤 「社会時評」
...」父も母も自身が関東人式な好いでも悪いでもないといつた素気なさの全然ない俗人であつたために...
中原中也 「その頃の生活」
...この方は可能性が全然ないとは言えない...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...また測量技師の必要なんか全然ない...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...そうした見込みが全然ないとするなら...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...変わるという見込みも全然ないことは...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...障害は全然ないのだ――...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「判決」
...そんな地主は全然ないと答えた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...教区の補助がいよいよますます早期に与えられるようにならない理由は全然ない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...しかし英国諸島は今のところこの種の涸渇状態を示す徴候は全然ない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
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