...従ってまた無限空間全体にも適用して差支えはない...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...全体に円味がつき...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...これと同様な批評はまさに今の日本文化の全体にわたって適用さるべきであろう...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...即ち存在は自然全体に於ける個々の存在としては運動という条件の下にのみ存在する...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そしてその真綿全体に...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...全体に、余りにも曲線が乏しい...
豊島与志雄 「女客一週間」
...全体に明るくて、新緑といふやうなフレツシユの気分が高い...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...老人と船全体にしぶきを浴びせた...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...連歌の発句が全体に変化せざるはいふまでもなく...
正岡子規 「古池の句の弁」
...男性全体に向ってのたえざる非難が潜んでいる...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トリスタン」
...祝い棒の力小児は全体に木切(きぎ)れを持って遊ぶを好み...
柳田国男 「こども風土記」
...全体に門付(かどつ)け物貰(ものもら)いの輩(やから)を...
柳田国男 「木綿以前の事」
...二二 山女多くは人を懐かしがること全体に深山の女たちは...
柳田国男 「山の人生」
...全体に今ではもう話になりすぎている...
柳田国男 「山の人生」
...全体にいくらか腫(は)れぼったく見える上に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...云い知れぬ恐怖が船全体に満ち満ちた...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...ある時代の精神生活全体に規定され...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...全体にわたって彼独特の意義づけを得たと言ってよい...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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