...全体には恐ろしい真実性があり...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「ウェストミンスター寺院」
...全体に到るまでには幾多の辛苦艱難を為している...
大隈重信 「吾人の文明運動」
...店全体に漂っている悪臭に辟易(へきえき)して...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...それはその容貌全体に陰険と残忍との相を与えたのだった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...我々の全体によるのである...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...この要素は最も純粋な音楽的の要素であってこれを研究するには勢い広く音楽やまたあらゆる詩形全体にわたって考える事が必要になる...
寺田寅彦 「歌の口調」
...文芸全体に渡る一つのエスプリを指す場合があるように...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...そしてその真綿全体に...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...穂全体に籾をぎっしりつけるようにするという方向に...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...全体についての意味を直感する...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...一は全体について見る仕方である...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...その部分の全体に対する「割合」によって判断するに違いない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...部分の総和は全体に等しいということはたいがい真ではない...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「盗まれた手紙」
...必ずしも全体にしかるに非ず...
正岡子規 「古池の句の弁」
...故に箇様(かよう)なる場合においては初めの十句ほどを読みその中に佳句なくば全体に佳句なき者として没書致すべく候...
正岡子規 「墨汁一滴」
...ただ何となく全体に世の中から忘れられて行くというのは...
柳田国男 「故郷七十年」
...お味方全体にとっても...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼が意識してシナの禅宗全体に対する抗議に同じたことでなくてはならない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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