...部落全体が一月(ひとつき)の内に...   
芥川龍之介  「素戔嗚尊」 
...我々が通ると家族全体が出て見送り...   
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」 
...船全体が気持の悪いほど動き震え...   
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」 
...かくて世界全体が運動することとなるであろう...   
戸坂潤  「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」 
...今日では一般に新聞全体が...   
戸坂潤  「世界の一環としての日本」 
...然しながら、日本民族全体が、己の土地を失って、世界に四散することは、たとえ彼等が各地で生活しようとも、考えても堪らないことである...   
豊島与志雄  「故郷」 
...その変に頼りない危っかしい全体が...   
豊島与志雄  「裸木」 
...全体がほとんど瞬間的に凍ってしまう...   
中谷宇吉郎  「雨を降らす話」 
...標本全体が一色ならば...   
中谷宇吉郎  「アラスカの氷河」 
...全体が氷になるのである...   
中谷宇吉郎  「樹氷の科学」 
...水夫ら全体があいつについて行くというような時には...   
葉山嘉樹  「海に生くる人々」 
...不思議なのは、この郷里全体が、やはらかい自然の調子を喪つて、何か残酷な無機物の集合のやうに感じられることであつた...   
原民喜  「夏の花」 
...廊下全体が立ち去るだろう...   
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」 
...全体が無法すぎるて...   
三好十郎  「斬られの仙太」 
...カステラ鍋の方は全体が銅で白身を敷いてあって上は被(かぶ)せ蓋(ぶた)で蓋の中ほどが一段低く出来ていますけれども田舎で使うには厚いブリキの箱へ蓋を載(の)せるようにすれば沢山です...   
村井弦斎  「食道楽」 
...わたしは宮殿全体が歌っているかと思います...   
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」 
...全体が毛だらけであり...   
山本周五郎  「青べか物語」 
...地球全体が一個の...   
夢野久作  「戦場」 
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