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饗庭篁村 「木曾道中記」
...史家の全き心生活を以てその何れにも対することによって...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...私は全き喜びのうちに目をつぶることができます...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...全き現在の即ち生の全體の壞滅...
波多野精一 「時と永遠」
...全き自己と自己實現とを捧げて...
波多野精一 「時と永遠」
...全き自己とあらゆる存在とを提げて神の惠みに委ねつつ...
波多野精一 「時と永遠」
...啓示が一方全き人間性を保ちながらしかも他方全き神性...
波多野精一 「時と永遠」
...物の領域は全き存在の世界に及ぶといふべきである...
波多野精一 「時と永遠」
...制御の全きものと云ふ可らず...
福沢諭吉 「帝室論」
...――――――――十一月二日――この家の全き静寂に...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...不朽の大家たる全き本質です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「ドラマ」の小説より全きは...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...だが全き了解を得るために...
柳宗悦 「工藝の道」
...この反復に於て彼の手は全き自由をかち得る...
柳宗悦 「雑器の美」
...技術への全き支配と離脱とがある...
柳宗悦 「民藝四十年」
...四方は全き剣(つるぎ)の垣だ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...実際にはその騒音のせいで我々の中で大いに進んできたこの地への適応が粉々になってしまった――我々は暗黙のうちに南極の内奥は全き荒野であり...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...吾人はこの真義愛荘を通じて「全き者」を見たい...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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