...『入来(いらつ)しやい...
石川啄木 「天鵞絨」
...三人の者入来(いりきた)りぬ...
泉鏡花 「活人形」
...「鼠が一疋御入来...
宇野浩二 「でたらめ経」
...では、旅の方、初めからわたしが一人でもう一度さらえて見ますから、間違いないか、聞いておって下さいませ、」といって、「香炉や、花立や、花立や、香炉や、鼠が一疋御入来、かと思ったら、すぐに逃げてしまったア...
宇野浩二 「でたらめ経」
...「鼠が一疋御入来……」とおばあさんがいっています...
宇野浩二 「でたらめ経」
...いよいよ御入来だな」そういったのは...
海野十三 「爆薬の花籠」
...のんきに福の神の御入来を待つがよい...
太宰治 「新釈諸国噺」
...はじめての御入来である...
太宰治 「正義と微笑」
...どろぼう入来の前兆と考えて...
太宰治 「春の盗賊」
...給仕(ボーイ)が来客の入来を報じて来たのであった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...ことによるとまた今日あたりひょうぜんと入来しないともいえない...
谷譲次 「踊る地平線」
...……待つ身はつらいな、立つたり座つたり、やつと御入来、飲む、食べる、しやべる、そして歩く、ほろ/\だ、とろ/\だ、よろ/\だ...
種田山頭火 「其中日記」
...たんだ一騎にて御入来...
直木三十五 「南国太平記」
...嘉納健治先生の御入来...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...赤ちゃん御入来で...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...午後入来(じゆらい)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...時々村の人家に入来る...
柳田国男 「山の人生」
...このたびは道中御無事でようこそ御入来...
山本周五郎 「新潮記」
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