...三人の者入来(いりきた)りぬ...
泉鏡花 「活人形」
...八蔵は入来りぬ...
泉鏡花 「活人形」
...お客様の御入来は迷惑だった...
海野十三 「三人の双生児」
...たいへん鄭重(ていちょう)に二人の入来を感謝してくれた...
海野十三 「蠅男」
...平素(ふだん)は梵天帝釈(ぼんてんたいしやく)などのお入来(いで)があるので遠慮してゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...のんきに福の神の御入来を待つがよい...
太宰治 「新釈諸国噺」
...はじめての御入来である...
太宰治 「正義と微笑」
...典型的庵主様だらう!緑平老は約の如く十一時の列車で御入来...
種田山頭火 「其中日記」
...わざ/\生一本と汽車辨当を携へての御入来である...
種田山頭火 「其中日記」
...かようの晩の御入来...
直木三十五 「南国太平記」
...アダヨ入来、二円いかれる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...嘉納健治先生の御入来...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...どうもこの福の神ゴ入来は少々当てにゃならんらしいから...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...御入来(ごにゅうらい)なる皆さまへ……」しがない哀調を張上げてゐたらう...
正岡容 「大正東京錦絵」
...入来る両人にて検使を出迎ひ...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...阿園はただ彼が入来のみをもて満足せる時にも...
宮崎湖処子 「空屋」
...後につきて入来(いりきた)れる男を見つめたり...
森鴎外 「うたかたの記」
...「斯様(かよう)な茅屋へ宜うこそ御入来...
山本周五郎 「おもかげ抄」
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