...後より八蔵入来り...
泉鏡花 「活人形」
...「鼠が一疋御入来...
宇野浩二 「でたらめ経」
...たいへん鄭重(ていちょう)に二人の入来を感謝してくれた...
海野十三 「蠅男」
...ダーク・エンジェルだ」「黒天使の御入来だぞ」「ブラボー...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...つまらぬところから不意に入来した...
太宰治 「春の盗賊」
...村あってより見たこともない夥(おびただ)しい車の入来(じゅらい)に眼を驚かした村の子供が...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼の入来は何かしら人を暖め...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かようの晩の御入来...
直木三十五 「南国太平記」
...さながら信玄公の姫君でも御入来(ごにゅうらい)になったように騒ぐのだなと思っているところへ...
中里介山 「大菩薩峠」
...其処(そこ)へお入来(いで)なされば宜しいと云う...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...宿へ淡海氏入来、ウイをのみ、色々食べた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...只管この旧友の入来をば拍手し嬉しがつてゐるうちに...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...阿園はただ彼が入来のみをもて満足せる時にも...
宮崎湖処子 「空屋」
...初孫の御入来ですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...材料次第で前日に申上げたら翌日お入来(いで)を願いたいので」玉江「ハイ...
村井弦斎 「食道楽」
...わんさわんさと押しかけるへぼ詩人諸氏の御入来を謝絶せんことを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「斯様(かよう)な茅屋へ宜うこそ御入来...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...最初に同教会内に入来りたる某女こと...
夢野久作 「少女地獄」
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