...大きな入れ物を見ると...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「ブタ飼い」
...はいっているのだ」「入れ物?」「そうだ...
海野十三 「火星兵団」
...あの胴のような入れ物の中に...
海野十三 「火星兵団」
...まるで鼠の入れ物か妖怪屋敷のようにひどく汚れていた...
海野十三 「深夜の市長」
...いかにも心愉しそうにかん酒の入れ物をとって私に差した...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...入れ物だけは今日この会の成立に際して拵えて置くが順序でないかと思います...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...みるみる入れ物に一ぱいになったので...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿繊」
...必要以外(ひつえういぐわい)の石鏃(せきぞく)を作(つく)り置(お)き之を土器其他の入れ物に収(をさ)めて後日の豫備(よび)とし或は物品交換(ぶつぴんかうくわん)の用に供(きよう)する爲貯(たくは)へ置(お)きしならん...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...入れ物の中からほかの貝殻を一つ取って...
豊島与志雄 「市郎の店」
...其處からお入れ物を持つて來てお眼にかけな」美しい客と見ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そこからお入れ物を持って来てお眼にかけな」美しい客と見ると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...十日、いよいよ利尻山に登山するために、鴛泊の宿を払暁に出発した、同行は例の四人の外に人足がたしか七人か八人かであろう、つまり一人に就て人足二人位の割合であったように思うている、とにかく弁当やら、草の入れ物やら、あるいは余が使用する押紙などを、沢山に持たしたのであるから、普通の人の登山に較べたら、人足の数もよほど多かったであろうと思う、鴛泊の町を宿屋から南東に向って、五、六町も行ってから、右の方に折れたように思う、一体は宿を出でて間もなく、右に曲りて登るのが利尻山への本道であるらしいが、余らの一行は、途中で、ミズゴケを採る必要があるので、ミズゴケの沢山にあるという池の方へ廻ることになったために、こんな道筋を進んだのである、町はずれから右に折れて、幾町か爪先上りに進んで行けば、高原に出るが、草が深くて道は小さいので、やっと捜して行く位である、次第に進むに従って雑木やら、ネマガリダケ、ミヤコザサなどが段々生い繁って、人の丈よりも高い位であるからして、道は殆んど見ることが出来ないようなというよりも、道は全くないと言った方が宜いのである、そんなところを数町の間押分けながら進んで、漸く池のある所に出たが、無論この池の名はないのである、ミズゴケが沢山この辺にあるので、一同は充分に先ずこれを採集した、池の辺は、トドマツと、エゾマツが一番多くこの辺はすべて喬木林をなしている、その林中にある植物は、重(おも)なるものを数えて見ると、ミヤマシケシダ、シロバナニガナ、ツボスミレ、ホザキナナカマド、メシダ、オオメシダ、ジュウモンジシダ、ミヤママタタビ、サルナシ、バッコヤナギ、オオバノヨツバムグラ、テンナンショウ、ヒトリシズカ、ミツバベンケイソウ、ヒメジャゴケ、ウド、ザゼンソウ、ナンバンハコベ、ミヤマタニタデ、イワガネゼンマイなどである、この池から先きは、多少の斜面となっているので、その斜面を伝うて登れば先ず笹原である、笹原の次が雑木である、雑木の次がエゾマツとトドマツの密生している森林で、道は全く形もないのに傾斜はますます急である、一行はこの森林の中を非常な困難をして登ったのであるが、間もなく斜面が漸く緩になると同時に、森林が変じて笹原となって、終には谷に出ることが出来た...
牧野富太郎 「利尻山とその植物」
...その入れ物の中の糧を用い尽しぬればまた自然に満てり...
南方熊楠 「十二支考」
...容器すなわち入れ物がほしくなる...
柳田国男 「母の手毬歌」
...それで入れ物は荷造りの最初なのである...
柳田国男 「母の手毬歌」
...そう大きな入れ物にならなかったかと思われる...
柳田国男 「木綿以前の事」
...「これや、差入れ物だぜ...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...嘆願書やら差入れ物やら...
吉川英治 「新・水滸伝」
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