...『男振の好い人の中に入ると...
石川啄木 「菊池君」
...シナ人のヤソ教に入るもの...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...暗号室に入るとき...
梅崎春生 「桜島」
...必ずなにかある点を捕えて巧みに先方の気に入るようなことを言うが...
丘浅次郎 「民族の発展と理科」
...仏に融け入る境地へみちびく...
種田山頭火 「物を大切にする心」
...自分の気に入る幻をこしらえることができ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...薩南の奄美大島には各村に男子の入る事を禁じている場所があるが...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...夫人の気に入るような形で与えようとすると...
夏目漱石 「明暗」
...いとも簡単にドアがあるところへ入るなどというのではなく...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...結局は落伍者の群に入るか...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...放といてヘンなものが入るといかん...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...小さな板戸が入るやうになつてゐるのだが...
牧野信一 「鏡地獄」
...こんな小さい瞳の中にあなた全体が入るのですもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...――えいっ! と叫んで兵藤が仙太へつけ入る...
三好十郎 「斬られの仙太」
...酒場へ這入ると、おかみが出て来て、「昨夜はおけがもなさいませんでしたか...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...もちろん危険な敵地へ入るわけなので...
吉川英治 「三国志」
...北条時行を追って府に入るや...
吉川英治 「私本太平記」
...俺もくすぶった女房持ちの群れに入るのだ...
吉川英治 「松のや露八」
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