...大型は入りにくいが...
梅崎春生 「記憶」
...「弾正殿の大切な物が計らずも我等の手に入りましたが...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...同宿のもの一同に白パンに蜜入りの汁...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...いつでも表の戸口から出入りなすってよろしいのです...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それは南の岡の隣に琵琶の形に曲りでた岬にそうて蜥蜴(とかげ)の尾のように細く入りこんだ入江である...
中勘助 「島守」
...入り乱れて撲り合い噛み合いになりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...遊び人風情に女出入りで眼玉を射られた大村兵庫も何とかして貰いましょう――とね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一と晩念入りに調べ拔くことになつたのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「ひどくこんがらかつてゐるさうぢやないか」平次は一歩血腥(ちなまぐさ)い部屋に入りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何者かが屋根伝いに窓からハッチソンの部屋へ入り...
久生十蘭 「魔都」
...身ぶり手まね入りで...
火野葦平 「花と龍」
...昼の部、五分の入り、お花見日和なので、客もノビてゐるし、舞台もダレた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...七月十三日(月曜)四谷より、十二時楽屋入り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...八分以上の入り...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...小梅にまでお訪ねいたそうとしたところ……」「それはそれは恐れ入りました...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...」「ここには碌な人間が出入りしてゐないんです...
室生犀星 「汽車で逢つた女」
...されどなおその火を躍り越えて入り来るにより...
柳田国男 「遠野物語」
...多くは亡(な)き数に入り...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索