...だが、その小さな、謙遜な花から、兜虫のように、鬼のように、いかつい角を生した青黒い顔の菱の実が生れるのだ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...あの兜虫(かぶとむし)のやうな顔をしかめて...
薄田泣菫 「茶話」
...学者には兜虫のやうな沈着家(おちつきや)と蜻蛉(とんぼ)のやうなそそつかしやと二種(いろ)の型があるが...
薄田泣菫 「茶話」
...兜虫のやうな恰好をしてそこらを飛び歩きたいと思つた...
薄田泣菫 「茶話」
...兜虫のようにのろのろと...
豊島与志雄 「霧の中」
...黒光りのする兜虫がいました...
豊島与志雄 「古木」
...兜虫(かぶとむし)はその上にとまり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
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山之口貘 「鮪に鰯」
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