...児孫(じそん)を愛するが如し...
太宰治 「惜別」
...児孫(じそん)の為に利益を計り権利を主張し...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...ノアの児孫が芳草萋々(ほうそうせいせい)たるバベルの原野において天に達せんとするの石塔を築かんと企てたる上古の文明より...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...腕力の児孫たる涙なり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...「みんなきとくれたわねえ」母はもう一遍あいた目で枕べによる児孫たちの顔を見まわしながらそんなことをひと言いう...
中勘助 「母の死」
...わたくしは老後に児孫(じそん)のない事を以て...
永井荷風 「西瓜」
...児孫は老父を慰め団欒の楽しみをなすと雖障子はいつも穴だらけなり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...ナオ恐ル児孫ノ使君ヲ忘ルルヲ...
中里介山 「大菩薩峠」
...汝の児孫盾を抱(いだ)いて抃舞(べんぶ)するものあらんと...
夏目漱石 「幻影の盾」
...……」汝の児孫とはわが事ではないかとウィリアムは疑う...
夏目漱石 「幻影の盾」
...妻妾児孫をして己れに事(つか)うること奴隷の主君におけるが如くならしめ...
福沢諭吉 「日本男子論」
...マア/\児孫(まごこ)を集めて共に戯(たわぶ)れ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...郷党のため児孫のため...
宮沢賢治 「疑獄元兇」
...媼翁各伴児孫去...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...万頃(ばんけい)の豊田眼路(めじ)はるかにして児孫万代を養ふに足る可く...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...会稽の太守王朗(おうろう)は、その日、城門をひらいて、自身、戦塵のうちを馳けまわり、「黄口児孫策、わが前に出でよ」と、呼ばわった...
吉川英治 「三国志」
...すなわちそれは大力量の士たる「仏祖の児孫」のみが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...仏祖の児孫(じそん)にあらず」(正法眼蔵仏道)...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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