...日東の熱血児太刀川時夫のことではないか...
海野十三 「太平洋魔城」
...末の三つになる女の児だけを子守に背負わせて連れて来たが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...乳児の流二君を上総の海岸にオイテキボリをくわしたのであった...
辻潤 「ふもれすく」
...つまり、愛児と、同じ意味で決して、私を、咎めてはならない)が、牛肉が好きなので(これは、少し、愛人として、色消しであるが)その味噌漬を、送ってやろうと(おお、親切な愛友よ!)してである...
直木三十五 「大阪を歩く」
...二人の幼い孤児予定者――これが如己堂の住人である...
永井隆 「この子を残して」
...稚児(ちご)さんが二つの扇を...
新美南吉 「狐」
...一時日本文壇の流行児でさへもあつた...
萩原朔太郎 「ニイチェに就いての雑感」
...しかしそれではいまのわれわれのもつ育児の知識にぴったりと当てはまることをもって...
羽仁もと子 「おさなごを発見せよ」
...赤児の行方不明とに...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...君が子はをんな児なれば綾なすちりめんこそよけれと念へるなり...
室生犀星 「忘春詩集」
...罪なき童児の血や油を...
柳田国男 「山の人生」
...父親(てておや)が小児(こども)を母と一緒に愛します事などもちょっとその心持が解りません...
与謝野晶子 「産屋物語」
...小児の如く吊り下げて...
吉川英治 「三国志」
...わっと嬰児(あかご)のようにむせび哭(な)いた...
吉川英治 「三国志」
...乳臭児(にゅうしゅうじ)...
吉川英治 「三国志」
...商売として立っても男児の仕事は大いにあろうが...
吉川英治 「新書太閤記」
...申しつたえておけ」「…………」「まだ人なみの骨(こつ)がらも持たぬ乳臭児(にゅうしゅうじ)の分際で...
吉川英治 「親鸞」
...蓮華草この辺(へん)にもとさがし来て犀川岸(さいかわぎし)の下田(しただ)に降(お)りつげんげん田もとめて行けば幾筋(いくすじ)も引く水ありて流に映(うつ)るおほどかに日のてりかげるげんげん田花をつむにもあらず女児(めのこ)らさきだつは姉か蓮華の田に降(お)りてか行きかく行く十歳下(とおした)三人(みたり)という一連の歌などは...
和辻哲郎 「歌集『涌井』を読む」
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