...兎角{とかく}言うことを聞かない子どもたちには、先生も困っています...
...兎角{とかく}気を付けていたつもりでも、思わぬ失敗をしてしまうこともあります...
...兎角{とかく}忙しい毎日でも、自分の時間を大切にしましょう...
...兎角{とかく}悩んでばかりいても、何も解決しません...
...兎角{とかく}食べ過ぎは健康に悪影響を与えるので、注意が必要です...
...「兎角(とかく)夏向(なつむ)きになりますと...
泉鏡太郎 「畫の裡」
...俳友(はいいう)兎角子(とかくし)を伴(ともな)ひ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...兎角(とかく)どのゝ鬼のはなししてをられしに鬼かとおもひて皆(みな)きもをひやせり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...女の名を覚えてゐるのは兎角便利なものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...強健に生れて置きながら兎角風邪がもとで肺炎などになつて...
高浜虚子 「落葉降る下にて」
...兎角(とかく)邪魔が這入(はい)り易いものですからねとか...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あの女は兎角懸引(かけひき)が強くって...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...見えない部分よりも見える部分――自分からも他人からも――へ兎角たび/\塗布する...
種田山頭火 「行乞記」
...□兎角、人間には、目下のものとか、年の下のものとかを馬鹿に考へたがる癖がある...
田山録弥 「批評」
...即ち實驗は理論を築く源泉であるから 當然ではあるが 理論家は兎角實驗を忽にして失敗する...
長岡半太郎 「プランク先生の憶い出」
...清廉高潔な君子然たる仁がびく/\ものでこつそり悪所通ひをやつてゐる処を見つけちまふなぞは兎角人の面白がるこつちやてな...
長與善郎 「青銅の基督」
...兎角の噂を生んだにしても...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...性來をとなしき上に我が言ふ事の用ひられねば兎角に物のおもしろからず...
樋口一葉 「たけくらべ」
...製薬には兎角(とかく)徳利(とくり)が入用(にゅうよう)だから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...兎角悲劇はうら/\と晴れ渡つた甘い朝の光りの中から勃発しがちなものだといふことであります...
牧野信一 「フアウスト」
...今日私が工業日本の再建を兎角喜ばず...
正岡容 「浅草燈籠」
...兎角するうちに夏が過ぎ秋が過ぎた...
森鴎外 「ぢいさんばあさん」
...一体人間のしている事は兎角たゆみ勝ちになる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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