...兎角{とかく}言うことを聞かない子どもたちには、先生も困っています...
...兎角{とかく}気を付けていたつもりでも、思わぬ失敗をしてしまうこともあります...
...兎角{とかく}忙しい毎日でも、自分の時間を大切にしましょう...
...兎角{とかく}悩んでばかりいても、何も解決しません...
...兎角{とかく}食べ過ぎは健康に悪影響を与えるので、注意が必要です...
...おん身の兎角沈み勝になり給ふは惡しき事なり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...こんな時ほど女の顏の缺點をさらけ出す時はないと渠には見えてゐるので――兎角...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...兎角(とかく)美しい人は御用が多いのさ」「アラ...
江戸川乱歩 「五階の窓」
...日本も西洋人が見ると兎角間違ひ易い...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...今更兎角(とかく)の執成(とりな)しは御聴入れも可無之(これなかるべく)...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...二美的百姓の彼は兎角見るに美しくする為に草をとる...
徳冨蘆花 「草とり」
...二月に別れてから兎角身體の具合が惡いといつて其處は幾らか心得があるから仔細に容態を書いてよこしたことがあつた...
長塚節 「開業醫」
...兎角(とかく)するうち約(やく)一時間(じかん)も經(た)つた...
夏目漱石 「門」
...兎角吉三郎を嫌ふ樣子があり...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兎角金を持ち過ぎたりすると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兎角(とかく)くれさへすれば大事(だいじ)にして置(お)かうからと夫(それ)は夫(それ)は火(ひ)のつく樣(やう)に催促(さいそく)して...
樋口一葉 「十三夜」
...私(わたくし)など古狸(ふるだぬき)の身(み)なれば兎角(とかく)つくろひて一日二日と過(すご)し候へ共(ども)...
一葉女史 「ゆく雲」
...兎角理想というものは遠方から眺めて憧憬(あこが)れていると...
二葉亭四迷 「平凡」
...兎角くだらなくなる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...兎角の噂を立てはぢめたんだな...
牧野信一 「武者窓日記」
...兎角蔭口をきかれるのであつた...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...青年は兎角何事をも明日に譲つて恬然(てんぜん)としてゐたがる...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...元来少食なおれは兎角(とかく)辞退ばかりしなければならないのに弱る程である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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