...兎角{とかく}言うことを聞かない子どもたちには、先生も困っています...
...兎角{とかく}気を付けていたつもりでも、思わぬ失敗をしてしまうこともあります...
...兎角{とかく}忙しい毎日でも、自分の時間を大切にしましょう...
...兎角{とかく}悩んでばかりいても、何も解決しません...
...兎角{とかく}食べ過ぎは健康に悪影響を与えるので、注意が必要です...
...「その方は兎角醜いものが好きと見える...
芥川龍之介 「地獄変」
...一番(ばん)困(こま)るのは物質(ぶっしつ)というものの兎角(とかく)崩(くず)れ易(やす)いことで...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...あとがけをすればいゝそうですが、兎角冬の山道は、日中になると霜がとけてぬかるみますから、この点から申しましても草履は不向です...
石川欣一 「山を思う」
...兎角精神偏重の風ある東洋人は...
伊藤左千夫 「茶の湯の手帳」
...技手の長濱は兎角遠慮勝ちにこそ/\と三等車へ行つたので...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...渠の年輩として、老成じみた理性が、兎角、智、情、意合致心(がふちしん)の一角に高まり易いにも拘らず、その理性を情化合一するほどの心熱が、渠の主義として主張する刹那的強烈を以つて、戀を實現する用意は、いつも、渠の胸中に缺けてゐるのではないと、渠自身は思つてゐる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...兎角するうち、風さつと吹き来り、今まで知らざりしが、何時か空いとくろうなりぬ...
上田敏 「月」
...兎角慨(なげか)はしく...
高山樗牛 「瀧口入道」
...兎角するうちに、木城氏は關(くわん)八州(しう)の荒地(くわうち)開墾御用係といふものを命ぜられた...
塚原蓼洲 「兵馬倥偬の人」
...二美的百姓の彼は兎角見るに美しくする為に草をとる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...兎角具合がわるい...
夏目漱石 「それから」
...兎角の噂の絶えないお紋の...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兎角町内の噂が絶えませんでしたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...いづれも練達巧緻の技量を有しながら兎角に志を得ない轗軻不遇の人々許り...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...兎角(とかく)するうちに三月になつて...
森鴎外 「大塩平八郎」
...兎角(とかく)公子等に頤使(いし)せられるので...
森鴎外 「魚玄機」
...兎角小さい頭だと云うと...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...兎角年の若い奴を贔屓(ひいき)するて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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