...兎角{とかく}言うことを聞かない子どもたちには、先生も困っています...
...兎角{とかく}気を付けていたつもりでも、思わぬ失敗をしてしまうこともあります...
...兎角{とかく}忙しい毎日でも、自分の時間を大切にしましょう...
...兎角{とかく}悩んでばかりいても、何も解決しません...
...兎角{とかく}食べ過ぎは健康に悪影響を与えるので、注意が必要です...
...さうして自分が自分の職務に對し兎角興味を有ち得ない事...
石川啄木 「歌のいろ/\」
...清國は可成日本の利益に反する態度を採れるの傾きあり日本は清國に對して一と通りの責任に止まらず指導の重任に膺り清國に向つて大なる恩惠を與へたるにも拘らず清國をして兎角日本の利益に反する態度を採らしむるに至るは外交機關の振はざるに因る...
石川啄木 「雲間寸觀」
...兎角する間に今年の春になると...
石川啄木 「赤痢」
...兎角して日も暮れかゝつた...
石川啄木 「鳥影」
...兎角私は死の恐怖に怯(おび)えがちであつた...
徳田秋声 「町の踊り場」
...兎角時代の精神を看過するから...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...兎角(とかく)して夫(をつと)を送(おく)り出(だ)す迄(まで)は...
夏目漱石 「門」
...兎角身體が勝(すぐ)れないので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...兎角(とかく)に心(こゝろ)のゆら/\と襟(ゑり)袖口(そでぐち)のみ見(み)らるゝをかてゝ加(くわ)へて此前(このまへ)の年(とし)...
樋口一葉 「われから」
...兎角練習の足りない人の思想は偶然と云ふ石に躓(つまづ)き易い...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...兎角綺麗事になりたがる嫌ひのある此作者としては...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...兎角あまり素晴らしくもない素の自分を露出させて仕舞う芸術上の未熟が付き纏っている...
宮本百合子 「気むずかしやの見物」
...兎角不相勝候に付...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...葬に立つた時のやうな歩附(あるきつ)きとは兎角調子が合ひ兼ねる...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「祭日」
...併し兎角母君の方が先に起きる...
森鴎外 「半日」
...兎角精神を度外に置こうとする...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...久太郎義近年兎角放縦に有之浪遊に耽り候故...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...英人が先(ま)づ運輸通商の便を計つて新領土の民心を収めようとする遣口(やりくち)は兎角(とかく)武断の荒事(あらごと)に偏する日本の新領土経営と比べて大変な相違である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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