...そしていかなる欠陥からもまったく免れているものである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...宇宙の或る部分は誤謬から免れていないが他の部分は免れているという場合のほうが...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...瀬戸内海地方のような夕なぎの苦しみを免れている...
寺田寅彦 「海陸風と夕なぎ」
...なんとならばこれらの場合にわれわれは外からいろいろの用事を持ちかけられる心配から免れている...
寺田寅彦 「路傍の草」
...文学の過剰から免れているからである...
豊島与志雄 「文学以前」
...文学の過剰から免れているから...
豊島与志雄 「文学以前」
...道庵は致命傷を免れているらしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は御覧の通り立派な者でも何でもないが好い友達があったためにこの夏も御陰で涼しい白地の服を着て赤い衣を着ることだけは免れている...
新渡戸稲造 「イエスキリストの友誼」
...戦火を免れているその界隈は都会らしい騒音に満ちていた...
原民喜 「遥かな旅」
...疑いと誤りを免れているわけでもない...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ムーアがさらに踏み込んで話したのはミーファがなぜ逮捕を免れているか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...別々にした場合にその各々に附随する特有な害悪を免れているのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それが封建制度の最悪の部分からも免れていることを意味するものである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...我国は他のいずれの国よりも内乱外寇から免れている...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...どうやら戦禍を免れている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いつまで幕府の耳目を免れているはずはない...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...しかしこれらの変動の諸原因中のいずれから穀物は免れているであろうか? 一方において...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...その貧しい隣人の小屋はあらゆるかかる危険から免れているのに彼れの船だけは海難の危険に曝されている...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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