...時に於てか不遇のために失敗に出会うことは免(まぬか)れぬ...
大隈重信 「現代学生立身方法」
...隠居所ダケハ奇蹟的ニ火災ヲ免レタノデ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...内田百間氏は免職と同時に続々として随筆集を出版して敵味方を驚かした...
戸坂潤 「社会時評」
...ご免なさい...
豊島与志雄 「慾」
...それで御免を蒙らうと云ふ覺悟でありますので...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...お役御免に近い老朽が...
中里介山 「大菩薩峠」
...「御免よ」平次はいきなり格子を開けると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは御免を蒙りますよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...彼の明を以てすれば明らかに自殺を予想することが出来たであろうに‥‥ここに流血の惨事を惹起した罪は到底彼の免がるべからざる所である...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...餌食(えじき)になるのは御免だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...この登路の難儀を十銭で免れたかと思うと...
正岡子規 「くだもの」
...もはや酒の刺撃力が利かなくなりましたから甚(はなは)だ失礼ですけれども少々御免を蒙(こうむ)ります」主人「何をするのだ」大原「御令妹の前で甚だ相済(あいす)まんけれども折角の御馳走を戴くために今袴(はかま)を脱(ぬ)いで帯を弛(ゆる)める...
村井弦斎 「食道楽」
...十三年免大目附...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...この大胆な門出には大きな荷物だけは御免蒙ります...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...半紙などへは御免かうむる...
吉川英治 「折々の記」
...阿波入りの御免切手は下りませんか」「何しろ厳しい馬鹿詮議(せんぎ)で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...新免から来るのが当りまえじゃ」「でも...
吉川英治 「宮本武蔵」
...社会のいかなる階級もそれを免れ得ず...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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