...克明に照らす理智を欲しいと思ひます...
伊藤野枝 「九州より」
...その友人が相變らず克明にだがうまく世に處して行くのを考へて見てもだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...どこへ持って行った?」それからの騒ぎを一々克明にここに写している遑(いとま)はない...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...黄河の濁り水を克明に瓶に入れて持つて帰つたからといつて...
薄田泣菫 「茶話」
...しかもひとたびそれらすべての根拠のうち最もすぐれたものを克明に考究し...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...それはとにかく「四時」「九時」と時刻を克明に書いている所に何となく自分の頭にある子規という人が出ているような気がする...
寺田寅彦 「子規自筆の根岸地図」
...だが例えば四大雑誌を克明に読破して見給え...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...古代の習俗を克明に保存しているだけあって...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...彼は小林に対して克明に律義(りちぎ)を守る細心の程度を示したくなかった...
夏目漱石 「明暗」
...それを克明に書き記して置いたばかりでなく...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...死んだ御主人の字を一つ/\克明に寫したのは大した骨折だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...克明に頁を繰っていくうちに...
久生十蘭 「海豹島」
...ある村では克明に古い形を需(もと)め...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...克明に死線の方へ近寄っていた...
横光利一 「花園の思想」
...克明にたどり/\書いてゐるうち...
吉川英治 「折々の記」
...たれか親切な知人がこれを克明に分析してみたら實におもしろいそして偉大な“人間型”のひとつであらうとおもふ...
吉川英治 「折々の記」
...山商人に引っ張りまわされて克明に視て歩いたところで...
吉川英治 「新書太閤記」
...實に克明に種々な食物を買つて來た...
若山牧水 「山寺」
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