...彼は先駈的なアイデアを持っている...
...左(と)に右(か)く文士劇の先駈(せんく)をしたので...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...時代に先んじた先駈者(せんくしゃ)であるといわねばなるまい...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...時代の先駈者としての二葉亭の名誉は今から三十余年前にツルゲーネフを飜訳した功績だけでも十分承認しなければなるまい...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...森は明治の初め海外留学の先駈をした日本婦人と結婚した...
内田魯庵 「四十年前」
...東海散士の『佳人之奇遇』を先駈として文芸の著述を競争し...
内田魯庵 「四十年前」
...僕(ぼく)は近頃(ちかごろ)の麻雀隆盛(マアジヤンりうせい)にいさゝか先駈(さきが)けするものだつたが...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...この小娘が未来に教育界の先駈者(せんくしゃ)となろうとしたのをさせなかったり――彼女に手習いを教えた女学者が...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...白足袋跣足(はだし)の先駈けが一人...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...榎本釜次郎(えのもとかまじろう)よりも先駈けして脱走すると云うので...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...それより後に出た『相島(あいしま)流神相秘鑑』てふ人相学の書に交接は死の先駈(さきがけ)人間気力これより衰え始む...
南方熊楠 「十二支考」
...いまだ先駈けを欠いたためしもないのに...
吉川英治 「三国志」
...「やあ、先駈け御免...
吉川英治 「私本太平記」
...雪崩(なだ)れ打って先駈けを争って行く兵馬の跫音に...
吉川英治 「新書太閤記」
...思うに本軍の前を先駈けして行った天野源右衛門の手勢が...
吉川英治 「新書太閤記」
...――その日の先駈けに選ばれたその方どもまた男(お)の子(こ)冥加(みょうが)というものじゃ...
吉川英治 「新書太閤記」
...梶原源太の先駈けしたこの四郎高綱が...
吉川英治 「親鸞」
...先駈けした味方があるとみゆる...
吉川英治 「源頼朝」
...――まず義経が先駈けして見せ申さん...
吉川英治 「源頼朝」
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