...その指揮者はたゞいつもその軍隊の先頭に立つて進んでゐるだけだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...斎藤松洲とか天野松雲とか云ふ達者な人達が先頭に立つて...
上村松園 「写生帖の思ひ出」
...そこをのきたまえ」先頭に立つ代表会員の言葉に...
海野十三 「海底大陸」
...その先頭に立つがいい」と言って...
海野十三 「火星兵団」
...先頭に立つ鈴をつけた老いた去勢牛がベルをならしたてると...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...歓送の行列の先頭に立つのだが...
高見順 「如何なる星の下に」
...先頭に立つて何か旗やうなものを捧げてゐるのが...
辰野隆 「旧友の死」
...その青光る頭を振り立てて町場の腕白仲間の先頭に立つてのし歩いてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...先頭に立つてサツサと歩いて行かれます...
土田耕平 「騎士屋」
...フランスは常に先頭に立つものであるから...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...てんで衆を率ゐて先頭に立つ者がないのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...見ると一番先頭に立つてその児が骨壺を抱いて歩いて来るのである...
北條民雄 「続癩院記録」
...それはその時一番先頭に立つて踊つてゐた小松葉子を狙つたものらしかつた...
堀辰雄 「水族館」
...先頭に立つて線路堤をまつ直ぐに杉林の方へ駈け出しました...
槇本楠郎 「文化村を襲つた子供」
...おれは些つとも怖くないふうをして見せて誰よりも先頭に立つて...
室生犀星 「末野女」
...彼は犬群の先頭に立つて馳けていた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...翌朝おそくなつてバックは長い組犬の列の先頭に立つて通りを歩いていつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...まだ組の先頭に立つていたが...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
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