...私には行先がない...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...手首から先がない...
梅崎春生 「庭の眺め」
...あまりに早起だつた、なか/\夜が明けなかつた、年をとると、先がないので、ゆつくり睡れません!いつからともなく空の虫が地の虫になつた、いひかへると、蝉や蜻蛉が少くなつて、こほろぎなどが鳴きしきるのである、こほろぎは最も大衆的歌手だ...
種田山頭火 「其中日記」
...行く先がないんです...
豊島与志雄 「変な男」
...引越先がないので途法にくれてゐたが...
永井壮吉 「人妻」
...第二関節から先がない...
火野葦平 「花と龍」
...もし今にペン先がないようになったら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...娘は本当にゆく先がないらしい...
山本周五郎 「その木戸を通って」
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