...僕は自(みずか)ら先登(せんとう)に立って...
海野十三 「階段」
...ノーマ号の先登(せんとう)に立って...
海野十三 「火薬船」
...――」青谷技師を先登(せんとう)に...
海野十三 「人間灰」
...わしが先登(せんとう)に昇るから...
海野十三 「夜泣き鉄骨」
...私は新しい方の先登(せんとう)であったのであります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...いかに両度の先登の功があつたとはいへ...
太宰治 「右大臣実朝」
...実にかの北米合衆国は平民主義運動の先登者なり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...爪先登りに半里以上も行くと...
直木三十五 「南国太平記」
...胡兵の先登(せんとう)が二十歩の距離に迫ったとき...
中島敦 「李陵」
...さつきまで先登(せんとう)の一大隊(だいたい)の方(はう)で聞(きこ)えてゐた軍歌(ぐんか)の聲(こゑ)ももう途絶(とだ)えてしまつた...
南部修太郎 「一兵卒と銃」
...どうした」八五郎を先登(せんど)に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...はなはだ簡便な装(いでたち)をした吃(どもり)のガイヤアルの角灯(ランテルヌ)を先登にして「尖り石(ピエール・ポアンチユ)」のホテルを出発...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...火事だ! 火事だ! とわめき立てるバルトリ君を先登にして二十人余りの農夫と一人の憲兵と竜土水の水管車が鉄砲玉のようにテントの中へ駆け込んで来た...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...一芸廻しの先登(トップ)に指名されると...
火野葦平 「花と龍」
...」烏の大尉は先登(せんとう)になってまっしぐらに北へ進みました...
宮沢賢治 「烏の北斗七星」
...爪先登りに右へ曲り込み...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...犬群の先登に立ち...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...美濃攻めの先登(せんとう)第一の武勲とするであろう」「…………」藤吉郎は...
吉川英治 「新書太閤記」
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