...拙者(せっしゃ)と朝月(あさづき)が先登(せんとう)つかまつります...
安藤盛 「三両清兵衛と名馬朝月」
...始めましょう」大江山課長は先登(せんとう)に立つと...
海野十三 「人造人間事件」
...先登を申しうくると言ひやる...
大町桂月 「國府臺」
...ただ先登に進まんと念ずるのみ...
太宰治 「右大臣実朝」
...葦毛の馬の武者一騎あざやかに先登かけて居られました...
太宰治 「右大臣実朝」
...フォイツが先登になって別の岩をよじ登る...
辻村伊助 「登山の朝」
...部下の兵士と南門の先登をいたし候由にて...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...爪先登りに半里以上も行くと...
直木三十五 「南国太平記」
...胡兵の先登(せんとう)が二十歩の距離に迫ったとき...
中島敦 「李陵」
...李陵は韓校尉(かんこうい)とともに馬に跨(また)がり壮士十余人を従えて先登(せんとう)に立った...
中島敦 「李陵」
...さつきまで先登(せんとう)の一大隊(だいたい)の方(はう)で聞(きこ)えてゐた軍歌(ぐんか)の聲(こゑ)ももう途絶(とだ)えてしまつた...
南部修太郎 「一兵卒と銃」
...山車の先登に花笠を背負って金棒を鳴らしました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...前觸れのお世辭を先登に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...アルプス猟騎兵第二十四連隊の軍楽隊(ファンファール)を先登に...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...一芸廻しの先登(トップ)に指名されると...
火野葦平 「花と龍」
...先登の車に、大庭春吉、次に、金五郎、その後に、マン...
火野葦平 「花と龍」
...爪先登りに右へ曲り込み...
三好十郎 「斬られの仙太」
...先登(せんとう)に二人の将校...
夢野久作 「死後の恋」
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