...拙者(せっしゃ)と朝月(あさづき)が先登(せんとう)つかまつります...
安藤盛 「三両清兵衛と名馬朝月」
...僕は自(みずか)ら先登(せんとう)に立って...
海野十三 「階段」
...先登(せんとう)に立つ勇猛果敢(ゆうもうかかん)な酋長は...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...爪先登りに峠道を登って参ります...
田中英光 「箱根の山」
...先登はヘッスラーで...
辻村伊助 「登山の朝」
...実にかの北米合衆国は平民主義運動の先登者なり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...もし太平洋航海の第一先登者をもってマゼラン〔一五二〇年〕となさばその第二の先登者はすなわちわが支倉常長とせざるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...さつきまで先登(せんとう)の一大隊(だいたい)の方(はう)で聞(きこ)えてゐた軍歌(ぐんか)の聲(こゑ)ももう途絶(とだ)えてしまつた...
南部修太郎 「一兵卒と銃」
...金沢町自慢の「坂上田村麿」の山車の先登に立つと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...……先登(テエト)の山案内(ギイド)は必死に岩鼻にしがみついていますが...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...火事だ! 火事だ! とわめき立てるバルトリ君を先登にして二十人余りの農夫と一人の憲兵と竜土水の水管車が鉄砲玉のようにテントの中へ駆け込んで来た...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...ここでも、神酒(みき)をひっかけ、まだ暗いので、弓張提灯を持って、金五郎先登に、蛭子神社へ出かけた...
火野葦平 「花と龍」
...かの者の一党皆先登して勝軍(かちいくさ)した...
南方熊楠 「十二支考」
...爪先登りに右へ曲り込み...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...犬群の先登に立ち...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...だからバックのつく場所は先登よりほかにはないわけであつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...身をひるがえして組の先登の位置についた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...美濃攻めの先登(せんとう)第一の武勲とするであろう」「…………」藤吉郎は...
吉川英治 「新書太閤記」
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