...けれども僕は馬琴も亦(また)先王の道などを信じてゐなかつたと思つてゐる...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...わしとても先王ほどの手腕は無し...
太宰治 「新ハムレット」
...先王が、そのよいお手本です...
太宰治 「新ハムレット」
...先王が、おなくなりになってから、急に目立っていけなくなりました...
太宰治 「新ハムレット」
...先王に劣らぬ立派な業績を挙げようとして一生懸命なのです...
太宰治 「新ハムレット」
...先王にも、現王にも、またハムレットにも、みんなに、だまされていたのです...
太宰治 「新ハムレット」
...先王がおいでなされた頃の平和は...
太宰治 「新ハムレット」
...先王が急になくなって...
太宰治 「新ハムレット」
...単に先王の侍従長として...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...王族たることに違いはない! 先王オスカル三世の王子だ! しかし...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...徂徠などは孔子の道はすぐに先王の道にて...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...先王ステファン五世の薨去の間もなく起こりうる政変といえば...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...シャムの先王この制を立てしもその役務の小姓ら尽力して廃止したとある...
南方熊楠 「十二支考」
...いつも先王の道といふを笑ふものはさはなり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...先王の道がどうのかうのと難有がる...
森林太郎 「ロビンソン・クルソオ」
...市(し)の東にある先王(せんわう)の金婚式記念の博物館をも訪(と)うたが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...先王の道もこれ(和)を美(よし)となす...
和辻哲郎 「孔子」
...先王モンテスーマは運命を諦観して抵抗しなかったが...
和辻哲郎 「鎖国」
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