...その「先王の道」が芸術に与へる価値と...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...彼は昔から「先王(せんおう)の道」を疑わなかった...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...ここに出て來るクローヂヤスは、昔の惡人の典型とは大いに異り、ひよつとすると氣の弱い善人のやうにさへ見えながら、先王を殺し、不潔の戀に成功し、さうして、てれ隱しの戰爭などをはじめてゐる...
太宰治 「『猿面冠者』あとがき」
...(先王の子にして現王の甥(おい)...
太宰治 「新ハムレット」
...わしとても先王ほどの手腕は無し...
太宰治 「新ハムレット」
...僕と親子になったら、かえって心は千里万里も離れて、愛情は憎悪(ぞうお)に変ったなんて、ひとりでひがんで悲壮がっているような人なんだから、こんどはまた、ぐっと趣向を変えて、先王が死に、嗣子のハムレットはその悲しみに堪え得ず気鬱(きうつ)、発狂...
太宰治 「新ハムレット」
...先王さまが、お庭の此の腰掛にお坐りになって日向(ひなた)ぼっこをなされていると、急に御様子がお悪くなり、あたしたちの駈(か)けつけた時には、もう悲しいお姿になって居られました...
太宰治 「新ハムレット」
...先王の死因に就いて...
太宰治 「新ハムレット」
...先王は、急に病気でなくなられた...
太宰治 「新ハムレット」
...先王陛下のその秘密のお子様ではないかしら?その伯爵ならば……と嬢は考えを逐(お)う...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...単に先王の侍従長として...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...先王陛下の枕辺医者は呼ばなかったが...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...美人の産地アカイアに』250 ラーオメドーンはトロイアの先王...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...荀子が禮は先王之を製して人の性を矯むと爲した如く...
服部宇之吉 「荀子解題」
...王が先王の二弟と戰ふて敗死する知せと明して消え失せた...
南方熊楠 「人柱の話」
...先王の道がどうのかうのと難有がる...
森林太郎 「ロビンソン・クルソオ」
...そのつもりで聞けよ」「はい」「先王も詩文がお好きだったので...
吉川英治 「三国志」
...孔子が先王の道を説いていること...
和辻哲郎 「孔子」
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