...先決問題は解決しないと、計画が進まない...
...この案件の先決問題は予算の確保だ...
...資金調達が先決問題だ...
...これから進めるための先決問題はスタッフの確保である...
...先決問題がなくなると、プロジェクトは円滑に進む...
...その先決問題であるべき鑵詰製造協同の件はまだ曖昧であるのだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...先ずそれを解くのが先決問題だと思った...
江戸川乱歩 「鬼」
...ここに先決問題というはやや大業ながら...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...我らから見れば一組の生徒数を十人か十五人までに減ずることが先決問題であつて...
丘浅次郎 「理科教育の根底」
...またどこまで必要であるかという事がいちばんの先決問題になる...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...先決問題であったのではないかという点である...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...それで「神鳴が嫌いで、前から頭が痛くなる」というような特殊の才能に恵まれた人に頼んで、その体験の統計をとって貰うのが、先決問題である...
中谷宇吉郎 「吉右衛門と神鳴」
...立春と関係があるか否かを決めるのが先決問題なのである...
中谷宇吉郎 「立春の卵」
...先決問題が解決しにくくなる」「だって御金が山のようにあったって...
夏目漱石 「虞美人草」
...その方が先決問題でなければならなかった...
夏目漱石 「明暗」
...何よりの先決問題だつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それの方が先決問題だというような顔つきできいた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...目的論より離船の方法を考えるほうが先決問題になった...
久生十蘭 「ノア」
...差し当りて其処此処(そこここ)に宿泊せしめ置きたる壮士の手当てを如何(いか)にせんとの先決問題起り...
福田英子 「妾の半生涯」
...こうした女の中途半端な労力を外部に求める必要があるか否かが先決問題であった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...「それを一つに纒めることが先決問題だと云ったが...
山本周五郎 「新潮記」
...その根本の改廃こそ先決問題である...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...もう急を要するほどな先決問題であった...
吉川英治 「源頼朝」
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