...御先棒を回す習慣は福岡県で見られる...
...御先棒を回して新年を祝うことがある...
...御先棒を回す祭りが近くで行われる予定です...
...御先棒を回すのが上手な人は立派だ...
...ちょうど一つの駕籠(かご)をかつぐ先棒と後棒の関係に似ている...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...先棒自身には見えない...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...我々の先棒となっている安直先生をつかまえて...
中里介山 「大菩薩峠」
...後棒と先棒との見合わせる目から火花が散って...
中里介山 「大菩薩峠」
...先棒の股の間へサッと入りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お先棒の三次か?」平次にも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五人が先棒になって喋舌れば...
羽志主水 「監獄部屋」
...「その闇太郎というお人、――一たいどんな方なのだね?」「では、ご存じがありませぬか――? あなたは、江戸が初めてだと見えますね?」と、先棒が、「何しろ闇太郎といっちゃあ、大した評判の人ですよ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「はい、のせて、貰いましょう」一五「おい、ねえさんが、乗ってくださるとよ」と、先棒、「どちらまででござんすね?」垂れを下ろそうとしながら訊く...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...山ノ宿とやらまで――」「へえ――」先棒が...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...先棒の趾先(つまさき)は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...へ、へ、へ」先棒が、つかんだ手拭(てぬぐい)で、ちょいと、額を拭(ふ)くようにして答えた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「して、お客ッてえのは?」「さあ、ねえさん、出なせえったら――」と、後棒――さては、悪い雲助に、かどわかされた――と今更、思い知った浪路、逃れるにも逃れるすべもなく、かごの中に、小さく身をそぼめ、しっかと、細い手で、枠につかまっている、その白い手を、つかもうとして、「さあ、こんな寒いところにいねえで、うちの中へおはいんなせえよ――な、わるいようにはしねえんだ――ねえさん――出なせえよ」「後棒、何を、やにッこいことをいっているんだ!」と、先棒が、これに手荒く、ズカズカと寄って来て、「これ、娘、出ろッたら出るんだ!夜(よる)よ中、町中を、気ちげえ見てえななりで、ほっつきあるいているから、折角、ここまで連れて来てやったんじゃあねえか? あッたけえ、火の側に寄せてやろうというんじゃあねえか? 出ろ! 山ノ宿も、糞もあるものか?」後棒が、猫撫で声で、「さあ、兄貴が、あんなにおこるじゃあねえか――騒いで見たってここは、こんな田ん圃中、どうなるもんだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...もう来るころと待っていて若干(いくらか)祝儀を出すとまたワッショウワッショウと温和(おとな)しく引き上げて行くがいつの祭りの時だったかお隣の大竹さんでは心付けが少ないと言うので神輿の先棒で板塀を滅茶滅茶(めちゃめちゃ)に衝き破られたことがあったのを...
水上滝太郎 「山の手の子」
...初めから日本左衛門のお先棒につかわれたわけじゃねえが...
吉川英治 「江戸三国志」
...彼が箱根で山駕(やまかご)にのると先棒(さきぼう)をかついでいたのが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...お先棒には飛び出さんものだ...
吉川英治 「松のや露八」
...竹の四ツ手がついている笊(ざる)の中へ人間が乗って、後棒と先棒が、「エ、ホ」「ヤ、ホッ」まるで荷物みたいに担(かつ)いで来るのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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