...御先棒を回す習慣は福岡県で見られる...
...御先棒を回して新年を祝うことがある...
...御先棒を回す祭りが近くで行われる予定です...
...御先棒を回すのが上手な人は立派だ...
...ちょうど一つの駕籠(かご)をかつぐ先棒と後棒の関係に似ている...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...誰が他人(ひと)のお先棒になるもんか! 僕はそんなお人好しじゃあないんだ...
林不忘 「安重根」
...私どもの旅行には必ずこれを駕籠の先棒へともしたものである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...生首に躓(つまず)くんで」先棒が...
直木三十五 「南国太平記」
...待ちやがれ」先棒は漸(ようや)く起き上がりましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お先棒の三次に至っては...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お先棒の三次は、観念して何もかも白状してしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ゼスイットをお先棒に使ったルイ十四世以来のフランス植民政策は...
服部之総 「撥陵遠征隊」
...駕籠に乗せて持って行って護持院ガ原へでも捨ててしまいますから」「心得申した」先棒の土々呂進...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...泥棒のお先棒などには...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...乃公等(おれら)は自分でその先棒(さきぼう)になろうとは思わぬ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...いまのいまだってなあ――先棒?」「そうよ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...かき上げた先棒の吐く息がいかにも...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...先棒、犬を散らしてやろうぜ」空かごを投げ出して、後棒が、息杖をふりかざして、飛んで来て、「しッ! しッ! 畜生! なぐるぞ! ぶち殺すぞ!」と、三、四匹の、野良犬を追ッぱらって、立ちすくんだ浪路に目をつけて、「ところで、ねえさん、この夜更けに、おひろいじゃあ、犬も跟(つ)きやすぜ――どこまでか知れねえがおやすくめえりやしょう、おのんなせえな」と、言うところを、先棒も近づいて、「犬を散らして上げた御礼というのじゃあねえが、どうだ、安く、御乗んなすって――」「まあ、穿(はき)ものもなにもねえじゃあありませんか――」と、後棒...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...先棒の趾先(つまさき)は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...へ、へ、へ」先棒が、つかんだ手拭(てぬぐい)で、ちょいと、額を拭(ふ)くようにして答えた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「して、お客ッてえのは?」「さあ、ねえさん、出なせえったら――」と、後棒――さては、悪い雲助に、かどわかされた――と今更、思い知った浪路、逃れるにも逃れるすべもなく、かごの中に、小さく身をそぼめ、しっかと、細い手で、枠につかまっている、その白い手を、つかもうとして、「さあ、こんな寒いところにいねえで、うちの中へおはいんなせえよ――な、わるいようにはしねえんだ――ねえさん――出なせえよ」「後棒、何を、やにッこいことをいっているんだ!」と、先棒が、これに手荒く、ズカズカと寄って来て、「これ、娘、出ろッたら出るんだ!夜(よる)よ中、町中を、気ちげえ見てえななりで、ほっつきあるいているから、折角、ここまで連れて来てやったんじゃあねえか? あッたけえ、火の側に寄せてやろうというんじゃあねえか? 出ろ! 山ノ宿も、糞もあるものか?」後棒が、猫撫で声で、「さあ、兄貴が、あんなにおこるじゃあねえか――騒いで見たってここは、こんな田ん圃中、どうなるもんだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...彼が箱根で山駕(やまかご)にのると先棒(さきぼう)をかついでいたのが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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