...先年のクリスマスは家族と過ごしました...
...先年の経験から学び、今回は成功させたい...
...先年度の売り上げは大幅に増加した...
...先年に比べ物価が上昇している...
...彼は先年引退した元プロ野球選手です...
...先年(昭和九年)帝展に出した「母子」は...
上村松園 「四条通附近」
...先年鏑木清方(かぶらぎきよかた)さんが帝展に出された「築地明石町」の婦人が結ってたのがそれですが...
上村松園 「好きな髷のことなど」
...先年凡僧(ぼんそう)こゝに住職し此石を見て死(し)を惧(おそ)れ出奔(しゆつほん)せしに翌(よく)年他国(たこく)にありて病死せしとぞ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...殊にも先年、やはり内々ごひいきだつた畠山の御一族を心ならずも失ひなされてからは、この唯一の生きのこりの大功臣をいよいよ大事においたはりなされ、このたびの上総の国司所望の事もなるべくは御許容なされたいやうな御様子が私たちにさへほの見えてゐたのでございます...
太宰治 「右大臣実朝」
...それは先年(せんねん)西海(せいかい)の果(はて)に崩御(ほうぎょ)あらせられた貴人(きじん)の御霊(みたま)であったが...
田中貢太郎 「頼朝の最後」
...先年紅毛人の持來りし活字版を...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...その部分だけを先年出版されたのである...
夏目漱石 「マードック先生の『日本歴史』」
...その香(か)のよいことと――あたしは先年...
長谷川時雨 「旧聞日本橋」
...先年討たれた矢作治部太夫の仇討(あだうち)を...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
...先年の詐欺事件に...
久生十蘭 「悪の花束」
...それを郷里に残しておこうと考えた先年の出発に妥協があったのかも知れない...
本庄陸男 「石狩川」
...私は先年、この巨大な牡丹を飛騨高山(ひだたかやま)市の奥田邸(てい)で見たのだが、この株(かぶ)はたぶん今でも健在しているであろう...
牧野富太郎 「植物知識」
...丁度先年中津川で召し抱へられた足輕頭(あしがるがしら)倉八長四郎の子に...
森鴎外 「栗山大膳」
...多くは知らないが、先年、三淵忠彦氏の未亡人を小田原に訪ねたとき、裏の椿山莊から石段を降りてきた七十幾歳かの老美人があつた...
吉川英治 「折々の記」
...先年故あって徳川家を去り...
吉川英治 「新書太閤記」
...この武蔵地方には、先年、彼にとっては、不倶戴天(ふぐたいてん)の仇敵ともいえる右馬允貞盛が、立ち廻っていた形跡がある...
吉川英治 「平の将門」
...先年そこの当主が日本にやって来て...
吉田茂 「私は隠居ではない」
...先年、アメリカの前の副大統領のニクソンが来た時、話の中にバンザイ・トリーという言葉を使うんだ...
吉田茂 「私は隠居ではない」
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