...あはれ君、先君の御事、一門の恥辱となる由を思ひ給はば、願くは一刻も早く屋島に歸り給へ、瀧口、君を宿し參らする庵も候はず...
高山樗牛 「瀧口入道」
...今先君の遺跡を継ぎ給ふ計なり...
太宰治 「右大臣実朝」
...右の物件御神体に祭り替申候、其節、厨子(づし)等を社司共より打ち抛り、又は多人数の内鎗の石突等を以て、打砕き火中致し候」一二 (一三〇ページ)「前中納言殿、利歌を好み、本居学に志し、其説信用候処、唐土文王武王の如き聖人も、先君も殺し、遂に悪を仕遂候ても、末代迄、聖人と被称候...
蜷川新 「天皇」
...先君の位牌に供え...
宮本百合子 「鴎外・芥川・菊池の歴史小説」
...第一に先君(せんくん)陶謙(とうけん)の霊位を祭って...
吉川英治 「三国志」
...まず先君の霊壇に額(ぬか)ずき...
吉川英治 「三国志」
...「先君の印璽(いんじ)や綬(じゅ)はどこへやったかね?」賈逵(かき)は色を正して答えた...
吉川英治 「三国志」
...先君武王のご遺言もあること...
吉川英治 「三国志」
...鑁阿寺(ばんなじ)の置文を遺(のこ)された先君(せんくん)の...
吉川英治 「私本太平記」
...そして、先君の遺孤、主君の信長を、主と護るのみでなく、わが子とも思いこめて、守役の大任を負いとおして来たのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...先君の信秀が死んで...
吉川英治 「新書太閤記」
...先君のおあとを慕い...
吉川英治 「新書太閤記」
...先君もそこに遠いおもんぱかりをなされていたものではあるまいか」家憲(かけん)は絶対である...
吉川英治 「新書太閤記」
...先君のとむらい合戦...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉が先君の弔(とむらい)合戦を果したというそのことの反動として...
吉川英治 「新書太閤記」
...先君の御遺業も半途に止め...
吉川英治 「新書太閤記」
...先君の御遺志はまだ中道にある...
吉川英治 「新書太閤記」
...こうして先君の位牌に冥々裡(めいめいり)に...
吉川英治 「新書太閤記」
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