...思へば先君の被官内人...
高山樗牛 「瀧口入道」
...草葉の蔭より先君の嘸かし腑甲斐なき者と思ひ給はん...
高山樗牛 「瀧口入道」
...それに柴田どのをはじめ先君(せんくん)と御苦ろうをともになされました旧臣のかた/″\がいまではいずれも一国一じょうのおんあるじ...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...回顧すれば余の尋常中学を出でし時にして先君は正に初老の齢に達せられし時なり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...先君と齢を同じうして初めて老眼鏡を用う亦奇ならずや...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...己の亡命の因であつた先君の夫人南子が前年亡くなつてゐたことは...
中島敦 「盈虚」
...その先君を殺して...
蜷川新 「天皇」
...話しが先君(忠宗)に及ぶことだけは...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...姉の大喬(たいきょう)は疾(と)くより先君策の室にむかえられ...
吉川英治 「三国志」
...いかで彼の野望に先君の後室や...
吉川英治 「三国志」
...鑁阿寺(ばんなじ)の置文を遺(のこ)された先君(せんくん)の...
吉川英治 「私本太平記」
...先君のおあとを慕い...
吉川英治 「新書太閤記」
...先君のとむらい合戦...
吉川英治 「新書太閤記」
...先君の弔(とむらい)合戦に参会せられよと云い遣(や)った...
吉川英治 「新書太閤記」
...臣としては先君の弔合戦(とむらいがっせん)...
吉川英治 「新書太閤記」
...幾名もおる先君の御遺子のお一方ぐらいはお加え申しあげたい...
吉川英治 「新書太閤記」
...先君の御遺業も半途に止め...
吉川英治 「新書太閤記」
...先君をお偲(しの)びいたしながら...
吉川英治 「新書太閤記」
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